回避、追撃。 【吐息の航跡?】
  大型アップデートを直前に控え、ノトスサーバもほのかな高揚ムードに包まれている感じがします。とはいえわたし自身は、あいもかわらずもっぱら漕ぎ&操舵上げを主眼に、海盆参りや長距離交易に精を出す日々が続いています。

  従ってやろうとしていること自体はいたってシンプルなわけですが、NPCを相手にしたスキル上げとの唯一最大の違いはなんといっても、海賊プレイヤーの存在です。こちらが追われることを厭わない航路を選んでいるためもあるのでしょうが、ここのところとにかくよく遭遇するようになりました。

  画像左上の海図(大商戦サイトより拝借しました。素晴らしく良質なサイトでいつも重宝させてもらってます)は昨今よく浮かんでいるケープ海盆周辺のものですが、先日はついにここでも海賊に襲われました。
  実を言えば、いずれ襲われるときが来るだろうなとひそかに期待し、試してみたいアイデアも抱えていたので、これはちょっと嬉しい事態でした。しかも相手は自分より旋回も船速も上なら船員数も遥かに上という、相手にするにはまさに理想的といってよい海賊仕様のアラビアンガレーでした。

  自船よりも航行性能の高い船に追われた場合、どうするか。素直に拿捕される、交渉によりその場を乗り切る、なりふりかまわずログアウト逃げをしてしまう、愛娘を差し出すなど対応は様々でしょうが、一つ有効な手段としては、下手なエンカウント(交戦開始)をせざるを得ない状況に相手を追い込む、というものが考えられます。このために用意すべきものは以下の3つ。

  ・交易時でも最低限の資材&弾薬(資材7、弾薬3程度)  
  ・射程の長い船尾砲および側砲(1座6門とかで可)
  ・海域変更線を意識した航行癖 

  言うまでもないことですが、PK海賊を相手とした逃避戦において、14門の大型砲ほどムダなものはありません。できるだけ多くの交易品を載せるために常備弾薬を切り詰めた結果、いざというときに弾薬消費の多い大型砲14門では、数発撃てるだけに終わりかねない。船尾カルヴァリン砲、船尾デミ・カルヴァリン砲あたりなどを使うと、非常に快適な逃避生活が送れます。
  資材による修理は、相手の遠距離射撃で沈まない程度に。残りのダメージは戦線離脱時に名工の大工道具で100回復させた方が、船倉を圧迫させずに済むので交易時には有効です。(ただし場合によっては相手を撃沈できるだけの戦力をもって交易することも大切です。こうすることで、特定の相手に対し双方のケースが互いにブラフとして機能するはずだからです)

  そしてここが肝要なのですが、追われていることが確認できても、できるだけ海域変更線まで転舵を待つこと。慌てて相手から遠い方角に舵を切ろうものなら、速度が落ちるためかえってあとあと相手に有利な位置からのエンカウントを許してしまいかねない。そうではなく、海域が変わるとしばらく交戦不可能になりますね。この時間を転舵と加速に当てるわけです。そしてできるかぎり、相手との位置関係が不利になるまえに再度海域変更が可能となるような方向に舵を切る。こうなると、相手は船首エンジェル砲による減速などに賭けるしかない、無理な位置からの開戦に踏み切らざるをえなくなる。
  いかに船足の速い海賊でも、追う立場からのエンカウントで拿捕にこぎつけるのは至難です。まともな海賊であればなるべく相手よりも前に出て、かつ可能なかぎりこちら側に船首を傾けた状態での開戦を試みる。これが海域変更線を使うことで事実上、原理的には不可能になります。(こちらがミスを犯さないかぎり、という意味です。どこかしらミスは付きものなわけですが)
  今回のケースでは図中央の赤い円内、4つの海域が重なり合った地点を基点に4,5回の交戦をへたあと、かたわらのテレビ番組が見どころを迎えたため(汗)、プライベートモードにしてアラガス海盆の南方へと姿をくらませ終了となりました。追うほうも追うほうですが、逃げるほうもよくやるなぁと我ながら思いますw

  実をいうとこのやり方を教わったのは、ノトスサーバを代表する某大海賊のかたからでした。先日、自身の履歴では三度目になる交易移動中の被拿捕をこのかたから蒙ったあと、たまたまチャットルームにいた知人がPKK艦隊の組織を呼びかけてくれたのでこれ幸いと参加させてもらったのですが、追跡の仕方、接敵回避の際のしのぎ方など、いろいろと勉強になりました。
  このときは穀物海岸からカーボ沖へと北上した時点でこのかたを目視範囲に捉え、カナリア沖を経由して北大西洋、再度カーボ沖へと抜けた時点で嵐となったのですが、この際船員減をかまわずに追いかけるべきだったところを、ふつうに嵐通過を待ってしまったのがとても悔やまれます。
  画像右上図は、この追跡戦のあとカーボヴェルデでの封鎖時に撮ったものです。検索で状況を把握できたのか、封鎖中幾人かのイスパニアのフレから応援と感謝のテルをもらいましたが、トータルで個人的には何だか、この日はこのかたにいいようにあしらわれた観があります。今後における抑止力の観点からも、攻撃を受けた際にはできるだけ反撃の姿勢を見せておきたいものですね。

【吐息の航跡?:2005年9月 地方海賊、私掠海賊 アフリカ東岸(lv19-)、カリブ(壷,lv29-)等にて修行】
  ゲームを始めて一ヶ月半もたつと、多分にこのゲーム内世界固有のルールや慣習にも馴染みだし、9月後半には海事レベル上げ及び白兵スキル上げのメッカである“壷”(現ベネズエラ・マラカイボ湾を指すゲーム内でのあだ名)へも通うようになりました。ただ壷で修行するには若干レベル的に早かったこともあり、艦隊編成にはいつも苦労したのを覚えています。画像左下図はその折のもの。当時は調理が主要な稼ぎ口だったのですが、このシャウトは商会メンバーを中心に組んだPT内においてすら不評だったため、すぐにやめました。(というか売れるはずもありません。いま思えば、とにかくいろいろしてみたかっただけなんですね^^;)

  画像右下は9月中にヴェネツィアで開催された商会イベントでの一幕。噂に聞く“腹筋”アクションを初めて目にし、あげく生みの親のジントックさんから直接手ほどきを受けているところです。(笑)
  このアストレア商会主催によるユーザーイベントでは、別鯖からの来客も併せ、広場だけで軽く200人超の人出がありました。わたしもカリブで仕入れたブーゲンビリア15個ほどを配ってまわり、色々な人と知り合ったのを覚えています。このときの賑わいを思うにつけ、いまのさびれかたはなかなか心寂しいものがありますね。

  それはそうと、書き出すとどうしても記事が長くなってしまいます。どうにかならないものでしょうか><

コメント

aru
aru
2006年2月16日14:21

goodbyeさんのような方ばかりだととても海賊としてやりがいがありますね。1対1での駆け引きのある追いかけっこがたまらなく楽しかったりします。
いまはもう無理ですが、追いかけられてる人が交戦可能ぎりぎりで先にしかけて逃走して逃げる技術等もありましたね。

goodbye
goodbye
2006年2月22日1:08

コメントありがとうございます。aruさんには以前に一度撃沈されましたねw
まだ自身でやったことはないのですが、逃走スキルは使えなくても、追いすがってくるPKに対しては逃げ側から仕掛けて間合いを保つというのは今でも有効かもですね。こんど機会があったら試してみたいと思います。そのときはよろしくです。(笑)

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