ヒマラヤを撃て  【吐息の航跡Xlll】
  [ヒマラヤ狙ッテ撃ッテマス ウテーッ!]というアピールコメントを、このところはずっと使用し続けています。ゲーム内でその心を尋ねてくるフレなどには、“21世紀に見られるヒマラヤ山脈の凸凹は、おおむねこのときのわたしの砲撃修行の痕なんです”と教えているわけですが、前回大海戦のさなかに初の砲術家転職を果たしてからは事ほどかように、もっぱらベンガル湾にて砲撃演習の毎日です。
  “そんなところで何してるの?”というTellもよくもらうので、今回はこのエリアでの砲撃修行についてまとめてみます。

▼対象海域: カルカッタから東方、ベンガル湾東岸上陸地点へと至るエリア
▼対象NPC: 1. ムガール帝国艦隊 [ガレアス1or2+武ジベ3or2の4隻ないし5隻]
           2. ベンガル湾武装艦隊 [武ジベ4隻]
           3. 賞金首 [重ガレー4隻]

▼こんな人むけ: ペチペチ上げをする気が起きないというあなた
             海事経験値も同時に得て、副官も育ったらいいなというそなた
▼大きな利点: レベル58以降でも獲得経験値の補正を受けないNPCが多い
            僻地でかつ既知のレアハント対象NPC不在のため、取り合いにならない
            僻地でかつ交易路から外れているため、PKerによる妨害が稀
▼ささやかな利点: 波が高いため、操舵上げもあらいつのまに
               雨が多く転用量のある魚が釣れるため、多量の弾薬積載可
               そこそこ手ごたえのあるNPCがいるため、飽き回避にもちょっとなる

▽NPCメモ: 獲得経験値はレベル58以降すべて撃沈時で1は630-690、2、3は230-280程度(記憶おぼろげ 2、3は補正を受けたうえでの数値かも)。1のガレアスは白兵スキルに乏、3は重ガレーながら非常に強力な砲撃力。画像上半は1の上位NPC。
  他にジベ級主体4隻のムガール私掠艦隊賞金稼ぎインド海賊(旗艦のみ重ガレー)などがおり、いずれも砲撃熟練は入るが経験値の補正あり。帆の色形状がそれぞれ異なり、慣れると見張り不使用で判別可。奇襲してくるNPCはベンガル湾武装艦隊のジベ級1隻ないし2隻(ソロ時)。

▽その他メモ: 船部品の補給ついでにカリカットで海事クエを受けるなら、“インド東岸討伐遠征”が一押し。他に“危険な赤い帆”(ポンディシェリ沖)、“海賊艦隊襲来”(マラッカ海峡入り口)なども気晴らしにはオススメ。またニ垢の同時起動が可能なら、ベンガル湾東岸上陸地点に船部品や物資を満載した倉庫キャラを置くと便利かも。参考までにわたしの場合、使用船舶は10%増量のオーク製戦列艦、貫通も上げているため使用砲はデミキャ主体、飽き防止に特殊砲を混ぜたりも。カロは強すぎて不向き。

▽お天気メモ: この海域では、夕暮れどきによく雨が降り出す。これはおそらく、この地域特有のスコールを反映させたものだとおもう。こうした想像力を拡げさせてくれる設定は正直、とても嬉しい。“嵐”という表現も、この海域では“モンスーン”などとしてくれたらなお素敵。

  ベンガル湾での砲撃メモ、以上です。砲4スロット以上の船であれば、レベル上げの観点でも壷にじゅうぶん匹敵する気はします。ボスニア湾やメキシコ湾、紅海やモルディブ諸島域(幽霊船の奇襲も込み)など、この水準での狩り場は他にもありますが、それぞれに特徴があるのはいいことですね。新海域追加での野良NPCのさらなる多様化にもぜひ期待したいところです。

  ところで砲撃上げ、いざやりだしてみると、なかなか楽しいものですね。前回大海戦まで数ヶ月をかけた漕ぎ&操舵スキル調整に比べれば、“飽きの来なさ”において雲泥の差があります。(笑)
  前々回の記事で「砲撃系の特訓はスキル上げにおける最後のデザートのようなものだった」と書きましたが、これにはもう少し戦略的な理由もありました。要は先に砲撃力をカンストさせてしまうと、Pスキルの向上が甘くなり、操船技術が粗くなってしまうリスクを感じたんですね。 こう感じるにいたったのは、実際にわたしが戦闘用ガレオンに乗って戦列艦主体の模擬戦に参加しだした頃から、砲撃系のランクが低かったり商人職だったりするのに次々と相手艦を沈めていくかたや、反対に水平や貫通Rはカンストしているらしいのに、無駄弾ばかり撃っているのか今イチ精彩を欠くかたなどをずっと見てきたせいかもしれません。
  所詮はゲームですから、砲撃力に頼って満足してしまうのは容易です。反対にじゅうぶんな砲撃力を持ちながら自分の弱点に目を向けることは、相対的には簡単ではない。とすればもとから弱い砲撃力のまま対人戦をこなしていくのが、一見遠回りのようでいて実は一番“早道”なのではないか、と考えたんですね。そろそろ、というかようやく、その答えが姿を現しだす時期かもしれません。

【吐息の航跡Xlll:2005年12月 対ポルトガル カリカット沖大海戦 重ガレオンにて参戦】
  自身3度目の参加となる大海戦は、イスパニア同盟港のなかでも最重要地の一つ、インド方面の基幹港カリカットを巡るものでした。そのためか人口の差以上に、海戦参加者数の差は歴然たるものに。結果は圧倒的な数的優位を誇りながらも、イスパニアサイドの完敗。ポルトガル側の戦功数の過半は、二組のペア艦隊、計20隻によるものだったと記憶しています。いわゆる“青帆艦隊”のみなさんでした。

  このときは初めて、模擬同好会のメンバーで組まれた艦隊(25人による5艦隊)に参加しました。そして初日惨敗の結果を受けて二日目、この同好会艦隊はポルトガル精鋭艦隊への粘着により特化して彼らの戦功数足止めを狙ったのですが、自分たちが稼げずに終わったことがイスパニア全体の戦功数減に直結し失敗。三日目は転じて自らの戦勝数を増やすことに集中したのですが、それ以上にポルトガル全体の戦勝数が伸びてしまい、全体の差はさらに拡がる結果に。要は全面的な負け戦。でもとても、楽しかった。
  もとより人の少ない最過疎期のノトスサーバ(12月初頭)で、場所がインドということも大きかったのでしょう、クラス分け実装前最後の大海戦はこのように、特定の少数者の動きが驚くほど全体の情勢を左右するものとなりました。二組の青帆艦隊はインド西岸を南北に往き来し沖合いに居座ることで、少数側の利点をフルに活かして交戦相手を選別、とりわけ総司令の役回りもこなしているG提督(仮名)の見切りの早さには幾度も悩まされたものです。

  またこの大海戦はインド洋での初めての開催ということもあって、いろいろと新鮮なことも起きました。嵐による度重なる中断や、激戦エリアのど真ん中に引かれた海域変更線(カリカット−コチン間)による僚艦の遭難(笑)、危険海域で模擬による練度上げ不可のため誤って海賊デビューしてしまったフレなどなど。
  なかでも強い印象を残したのは、イングランド模擬っこ倶楽部のみなさんが10人揃って色ネームで襲来したことでした。そのため海戦終了後は、直前まで敵同士だった青帆艦隊のかたがたと一緒のPTを組みPKK戦(?)へ出ることに。5vs10の状況でもまったく引けをとらない模擬っこの面々の粘り腰には心底目を見張りました。大海戦そのものよりもこっちの方が興奮したという声すら耳にしましたが、艦隊戦の技量において目指すべき当面の目標が誰か、この一件で個人的にもはっきりしたように思います。

  とはいえ当時わたしはまだ、同好会艦隊でも他に1人いたかどうかの重ガレオン乗り。年内の戦列艦デビューを目指して海戦後早々に壷へ向かったことは、前回記事の通りです。画像下半は、この大海戦での同好会艦隊メンによる集合写真。翌月の大海戦は、まさにこの模擬っこ艦隊の独壇場となりました。次回に続きます。

コメント

nophoto
イブン・バットゥータ
2006年5月20日3:49

 カルカッタ良いですね、ただ、レベル59以上は、ガレアス込みNPCで無いとおいしくありません。とはいえ、貫通スキル上げの為だけに、カルカッタ東で戦闘してます。
そういえば、カルカッタ沖にガレアス4隻艦隊、出没って話は、ネタなんでしょうか?。

goodbye
goodbye
2006年5月20日6:28

あれ ベンガル武装艦隊と賞金首はガレアスなしでも上記の数値きませんでした? 57スタートでしばらく前にカンストしてしまったので、勘違いかもしれません。でも3桁くればまぁよしとw

ガレアス4隻の野良NPCは見たことないですねぇ このエリアだと、カルカッタ真南寄りにいつもいる3隻の商船隊のほかに、稀に4隻組のムガール武装商船(名前微妙に違うかも)が出ますね。見てるかぎりレアっぽいのはそれくらいかなぁ
 

nophoto
イブン・バットゥータ
2006年5月20日14:48

  遅ればせながら、戦闘ランキング入りおめ^^です。
  
 はい、経験値は正確です。(キャップかかってます♪)
しかーし、セイロン前のマナルハンター達を尻目に
カルカッタで賞金首ハンターしていた、私としては
ゲンナリ・・・です。

トゥモル・シーク
シーク
2006年5月24日14:01

goodbyeさん、リンクどうもありがとう♪
こちらからも勝手にですが、リンク貼らせて頂きました。
DOL上ではおそらくお会いした事ないと思いますが、DOL上であった場合も宜しくです^^;

goodbye
goodbye
2006年5月29日17:34

> バットゥータさん
ありがとです^^; GWで半月更新がなかったことが幸い(災い?)したんでしょうね。その間ずっとベンガル湾や紅海でガレアスPT食べてましたからw 

> シークさん
リンク感謝です。他では見られない画像つきのレアアイテム情報、毎回楽しませてもらっています^^
このあいだロードスイベント時のカンディアでお見かけしましたよ〜^^
エモするまえに見失っちゃいましたけどw

goodbye
goodbye
2007年10月12日3:05

※後日注
上記記事中の“青帆艦隊”は旧NP3艦隊を指すもので、2007年現在活動している軍人グループの“青帆”とは陣容が異なります。

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