▼艦隊戦要諦
以前から艦隊戦一般について一度書くつもりでいたのですが、伸び伸びになっていました。今回の大型パッチでも芯となるラインは変わらないでしょうから、とりあえずここで一度中途半端な形にですがまとめておこうと思います。記事をいくつかに分けるので初回はとりあえず、これから始めるかたへの紹介っぽい文面にしてみます。
▼艦隊戦入門
とはいえ各論の技術レヴェルについては書きません。すでに引退されているAkiwoさんのブログがこの点を非常に洗練された形でまとめていらっしゃるので、関心のあるかたはそちらをご覧ください。下記URLにある6/27記事「■模擬戦へのお誘い」から一週間ほど続く投稿群がそれに当たります。↓
http://akiwo.blog48.fc2.com/blog-date-200606.html
現状では誰が書いても、この記事群の発展版か要約版にしかならないだろうというくらい、核となるポイントはすべて網羅されています。むろん具体的な艤装やアイテムの良し悪しといった水準では今回の大型パッチで変わる部分も多々あるでしょうが、そうしたことは結局のところ実践せずに書かれたものを読んでも意味がないので、これから対人に乗り出そうというかたがまず重視すべきポイントではありません(私見)。
またAkiwoさんの前置きにもあるように、模擬戦を戦うのに砲撃系のスキルは必須ですが、スキルランクは最重要事項ではありません。公開模擬参加は砲撃Rを上げてからと渋るかたが時折いますが、対人の経験が浅い砲撃Rオールカンストのかたよりも、ふだんから模擬を楽しんでいる商人職や冒険職のかたのほうが断然強いくらいです。少なくとも重ガレオンや戦列に乗れるレヴェルなら砲術R8前後にはなっていると思いますが、それで十分。
模擬戦で戦えるようになることは、危険海域での艦隊同士の実戦でも大海戦でも確実に意味を持ちます。最初のうちはまったく撃沈できず、沈みまくりの状態が続くはずですが、そこは前のめりに気張りましょう。誰でもはじめは初心者でしたから、温かい目で見守ってもらえること請け合いです。
(例えば大海戦で対人メインでMVPをとるような脳筋艦隊にも、ふつうに商人職や冒険職のプレイヤーがいたりします。重要なのはあくまでPスキル[Player’s skill]。わたしは昨年暮れ戦闘用ガレオンに乗れた時点から月1,2のペースで模擬へ参加するようになり、それから半年たった今年5月の時点でも砲術R9/弾道水平R8/貫通R5/速射なしとショボショボでしたが、Rが低いことで嫌な思いをしたことはありません。もちろん弱い僚艦に対し内心は苦々しく思うかたもいるはずですが、味方の弱点を補えてこその艦隊戦ですから、その不満を露わにするひとを気にする必要は一切ありません。基本的には初心者プレイヤーがいるならいるでそのカヴァーを楽しめるのは脳筋プレイヤーの数少ない美点の一つです。もちろん文句ではなく、意味のあるアドヴァイスを貰った際には一考の価値ありです。)
▼艦隊戦のモード
対人戦の面白味の一つには、相手の戦いかたに応じて採るべき戦術が常に変化しているということがあります。従って、対NPC戦のような意味での定石的な戦いかたは、対人戦にはありません。たとえば仕様が同じでも、サーバごとに艦隊戦のモードが明確に異なることなどは、このことをよく証しているとも言えるでしょう。
野良の艦隊などに入ると稀に「2隻目は旗艦を護衛」とか、「5隻目が反転するのはよくない」というようなことを決まり文句のように言い立て続けるかたがいますが、こういうかたに限って序盤に突っ込んでくる相手の2隻目に自艦隊の分断を許したり(最近は2、3隻目が固まって相手旗の後ろに突っ込む戦術も散見)、転舵した5隻目に一発撃沈されたりする(これに反応すると置き去りになりがちだけど、なまじ無視するとあえて虚をつくカロ/ペリエ使いもそこそこいます)ものなので、定型のようなものが脳裏に描け出したときは用心が必要です。無駄に目を曇らせかねません。いつでも敵艦隊の思いもよらない変化に対応できる柔軟性を保つことが肝要です。
続きは次回。この、対人の艦隊戦にはモードがあるということは他サーバの様子をみるとよくわかるので、次回は試しに他サーバの動画をいくつか紹介してみます。
▽画像とおまけ
今回UPした画像は本文と一切関係がありません^^。上の画像3つはそれぞれLa Fronteraアップデート前後のひとコマ。下端の画像のみしばらく前、フレのロンさん主催の模擬イベントでの集合写真。彼女はいつも通称“ロン茶室”を立てるのだけど、敵対してる各国のPK-PKK、無差別海賊さんなども関係なくバシバシ呼んでいくので、初めて来たひとがたじろぐこともよくありました(笑)。先月半ばに引退していきましたけど、ロンさんのようなプレイヤーの存在は貴重だし大きかったなぁとしみじみ思います。以下おまけ↓
Portishead "Only You" visualized by Chris Cunningham
http://www.youtube.com/watch?v=uf9OfuYcEPA
できれば動画右下のアイコンからフルスクリーンモードにてご覧あれ。かなり見えが異なります。
曲はポーティスヘッド、映像はクリス・カニンガム。以前コメント欄で映像表現における芸術性と商業性みたいなことが話題になったことがあったけれど(8/19記事「イン・ザ・スープ」)、そのとき真っ先に脳裏をかすめていたのが実はこのクリス・カニンガムの存在だったんですね。2000年以降の彼の軌跡などはまさにそこらへんの葛藤を体現していて面白いので、近いうちにまたおまけ記事として書いてみようと思います。
ちなみにこの映像、本当は一番凄いのは異様にクリアな髪の毛や靴ひも、衣服のドレイプなどの揺らめきで、You Tubeの画質では残念ながらこの点がまったく消し飛んでいます。それでも異様さの気配のようなものは伝わるかもと取り上げました。興味をもったかたは、彼の代表作を収めた廉価版DVD(3000円くらい)が市販されてますのでお奨めです。
とはいえYou Tubeで観るかぎりだと、やはり今イチぱっとしないかもですね(^^;)。まぁそれを言ったらそもそもポーティスヘッド自体が、「こんなのよくあるじゃん」と思うひとにはまったく用がない世界ですけれど。
以前から艦隊戦一般について一度書くつもりでいたのですが、伸び伸びになっていました。今回の大型パッチでも芯となるラインは変わらないでしょうから、とりあえずここで一度中途半端な形にですがまとめておこうと思います。記事をいくつかに分けるので初回はとりあえず、これから始めるかたへの紹介っぽい文面にしてみます。
▼艦隊戦入門
とはいえ各論の技術レヴェルについては書きません。すでに引退されているAkiwoさんのブログがこの点を非常に洗練された形でまとめていらっしゃるので、関心のあるかたはそちらをご覧ください。下記URLにある6/27記事「■模擬戦へのお誘い」から一週間ほど続く投稿群がそれに当たります。↓
http://akiwo.blog48.fc2.com/blog-date-200606.html
現状では誰が書いても、この記事群の発展版か要約版にしかならないだろうというくらい、核となるポイントはすべて網羅されています。むろん具体的な艤装やアイテムの良し悪しといった水準では今回の大型パッチで変わる部分も多々あるでしょうが、そうしたことは結局のところ実践せずに書かれたものを読んでも意味がないので、これから対人に乗り出そうというかたがまず重視すべきポイントではありません(私見)。
またAkiwoさんの前置きにもあるように、模擬戦を戦うのに砲撃系のスキルは必須ですが、スキルランクは最重要事項ではありません。公開模擬参加は砲撃Rを上げてからと渋るかたが時折いますが、対人の経験が浅い砲撃Rオールカンストのかたよりも、ふだんから模擬を楽しんでいる商人職や冒険職のかたのほうが断然強いくらいです。少なくとも重ガレオンや戦列に乗れるレヴェルなら砲術R8前後にはなっていると思いますが、それで十分。
模擬戦で戦えるようになることは、危険海域での艦隊同士の実戦でも大海戦でも確実に意味を持ちます。最初のうちはまったく撃沈できず、沈みまくりの状態が続くはずですが、そこは前のめりに気張りましょう。誰でもはじめは初心者でしたから、温かい目で見守ってもらえること請け合いです。
(例えば大海戦で対人メインでMVPをとるような脳筋艦隊にも、ふつうに商人職や冒険職のプレイヤーがいたりします。重要なのはあくまでPスキル[Player’s skill]。わたしは昨年暮れ戦闘用ガレオンに乗れた時点から月1,2のペースで模擬へ参加するようになり、それから半年たった今年5月の時点でも砲術R9/弾道水平R8/貫通R5/速射なしとショボショボでしたが、Rが低いことで嫌な思いをしたことはありません。もちろん弱い僚艦に対し内心は苦々しく思うかたもいるはずですが、味方の弱点を補えてこその艦隊戦ですから、その不満を露わにするひとを気にする必要は一切ありません。基本的には初心者プレイヤーがいるならいるでそのカヴァーを楽しめるのは脳筋プレイヤーの数少ない美点の一つです。もちろん文句ではなく、意味のあるアドヴァイスを貰った際には一考の価値ありです。)
▼艦隊戦のモード
対人戦の面白味の一つには、相手の戦いかたに応じて採るべき戦術が常に変化しているということがあります。従って、対NPC戦のような意味での定石的な戦いかたは、対人戦にはありません。たとえば仕様が同じでも、サーバごとに艦隊戦のモードが明確に異なることなどは、このことをよく証しているとも言えるでしょう。
野良の艦隊などに入ると稀に「2隻目は旗艦を護衛」とか、「5隻目が反転するのはよくない」というようなことを決まり文句のように言い立て続けるかたがいますが、こういうかたに限って序盤に突っ込んでくる相手の2隻目に自艦隊の分断を許したり(最近は2、3隻目が固まって相手旗の後ろに突っ込む戦術も散見)、転舵した5隻目に一発撃沈されたりする(これに反応すると置き去りになりがちだけど、なまじ無視するとあえて虚をつくカロ/ペリエ使いもそこそこいます)ものなので、定型のようなものが脳裏に描け出したときは用心が必要です。無駄に目を曇らせかねません。いつでも敵艦隊の思いもよらない変化に対応できる柔軟性を保つことが肝要です。
続きは次回。この、対人の艦隊戦にはモードがあるということは他サーバの様子をみるとよくわかるので、次回は試しに他サーバの動画をいくつか紹介してみます。
▽画像とおまけ
今回UPした画像は本文と一切関係がありません^^。上の画像3つはそれぞれLa Fronteraアップデート前後のひとコマ。下端の画像のみしばらく前、フレのロンさん主催の模擬イベントでの集合写真。彼女はいつも通称“ロン茶室”を立てるのだけど、敵対してる各国のPK-PKK、無差別海賊さんなども関係なくバシバシ呼んでいくので、初めて来たひとがたじろぐこともよくありました(笑)。先月半ばに引退していきましたけど、ロンさんのようなプレイヤーの存在は貴重だし大きかったなぁとしみじみ思います。以下おまけ↓
Portishead "Only You" visualized by Chris Cunningham
http://www.youtube.com/watch?v=uf9OfuYcEPA
できれば動画右下のアイコンからフルスクリーンモードにてご覧あれ。かなり見えが異なります。
曲はポーティスヘッド、映像はクリス・カニンガム。以前コメント欄で映像表現における芸術性と商業性みたいなことが話題になったことがあったけれど(8/19記事「イン・ザ・スープ」)、そのとき真っ先に脳裏をかすめていたのが実はこのクリス・カニンガムの存在だったんですね。2000年以降の彼の軌跡などはまさにそこらへんの葛藤を体現していて面白いので、近いうちにまたおまけ記事として書いてみようと思います。
ちなみにこの映像、本当は一番凄いのは異様にクリアな髪の毛や靴ひも、衣服のドレイプなどの揺らめきで、You Tubeの画質では残念ながらこの点がまったく消し飛んでいます。それでも異様さの気配のようなものは伝わるかもと取り上げました。興味をもったかたは、彼の代表作を収めた廉価版DVD(3000円くらい)が市販されてますのでお奨めです。
とはいえYou Tubeで観るかぎりだと、やはり今イチぱっとしないかもですね(^^;)。まぁそれを言ったらそもそもポーティスヘッド自体が、「こんなのよくあるじゃん」と思うひとにはまったく用がない世界ですけれど。
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