水をさらい、砂をすくう
轟音とともに船体が傾き、水しぶきをあげて
自分の船が沈んでしまったからといって、
神妙にモニターへ向かって反省したり、
キーボードに八つ当たりをしていればいい
というものではない。

状況伝達や支援指示など、まだ戦っている仲間のために
できることはたくさんあるのだ。

ましてや深夜に‘大航海時代Online’で遊んでいると決まって
膝あるいは腕のうえに乗ってくる猫とたわむれだすなど論外なので、
ちょっとだけに留めてモニターへと目を戻す。
すでに航行不能となった自船から少し離れたところで、
敵味方の船が並走しつつ互いを牽制し合っているのが見える。

水面には、双方の船尾が揺らめく影となって映り出ている。
あぁそうなんだよなぁ、これなんだよね、本来の姿は。
とか思ってしまう。

おとといの夜、自宅に新しいパソコンが届いた。
機械の弱さにかけては天性の才能をもっていて、
すでにメーカーのほうでいろいろとセットアップされたものなのに、
何の用途かわからない部品を説明図通りにつなげ、
理由はわからないけどコードが幾本か余ったりもして、
箱を開けてから電源を入れるまでに4時間かかった。

きのうの夜、さっそく‘大航海時代Online’をダウンロードした。
とちゅう原因不明の障害発生を
キャンセルと実行ボタンの連打で幾度ものりこえて、
何とかゲーム内にINできた。
INした場所は、すでに勝手知ったるスマトラ島のパレンバンだ。

の、はずだった。
けれども見えている世界がどうも、記憶にあるそれとは違う。
もうじゅうぶんに慣れ親しんだ東南アジアの
水上集落の光景のはずなのに、何かが根本的に違って見えた。

正直、パソコンの性能が上がるだけで、ここまで変わるとは思わなかった。
モニター内で表現されている空気感、
自分のキャラを動かしたときのプレイ感覚、
聞こえてくるBGMの音域幅、
すべてこれまでとはまったく次元が異っている。

こういう新鮮な違和感というものは、
感じているそのときでなければたぶん書けない。
自分のなかでよく噛み砕き、すっきりと消化吸収したあとではもう、
初期の新鮮さは失われてしまっているものだ。

そんなこともあってやや唐突だけれども、
新しい記事シリーズを始めることにします。
過去の記事群よりもさらにモノローグっぽくなりそうなので、
せっかくだし文体も変えてみます。

もちろん継続中の各記事カテゴリーはそのまま続行予定です。
今後ともさよなら航路をどうぞよろしく。

※現状 Windows Vista での DL&SetUp では、どうも途中に何度か障害発生があるようです。その場合深く考えずに再試行を押すと、何度目かに不思議と成功していきます。参考までに。
 

コメント

nophoto
王子
2007年3月11日9:35

あー、わかるわかる
俺もノートからデスクトップに変えた時に同じ衝撃を受けたもんだよ
「ナニ!?大航海ってこういうゲームだったの!?」
ってくらい驚いた
海戦でもラグくねーしグラフィック最高レベルでも全く問題なく動くしねぇ

Vista搭載機か・・・欲しいけど秋まで待とう・・・

goodbye
goodbye
2007年3月12日6:43

グラフィック設定の最高レベルってほんと凄いよねぇ
というか今までやってたDOLとそのグラフィックとが同じ製品だっていうのが凄いw

Vistaってどうなんだろね。いまんとこはハイスペックのXPのがいろんな意味で良さそうだけど。

Kazus
Kazus
2007年3月12日10:43

自分もVista入れてみましたが上手くDL出来なかったのでVistaを消去しました!また今度挑戦してみます

nophoto
sui
2007年3月12日13:21

俺もそんな衝撃受けてみた〜〜〜〜い

goodbye
goodbye
2007年3月13日1:04

Kazusさん: …消去;;
suiさん: ならば受けてみよこの(以下略

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