投錨避泊

2007年4月5日 常在戦場
投錨避泊
  史実を舞台とするこのゲームにどっぷり浸かっていると、知らず知らずのうちに事実を取り違えているのに気づくことがままあります。たとえば‘大航海時代Online’では帆船ですら逆風を進むことができますが、実際にはガレー船でも特に潮流の速い沖合などでは、風向きと波次第で逆風はおろか進むことの出来ない角度が非常に大きくなるようです。

  また長距離の航海において漕ぐための櫂はあくまで加速用であり、この意味ではガレオン船でも風に乗るまでは櫂を出していたりしました。ただしこれは船の運用に対する意識の問題ともいえ、エジプト侵攻時のナポレオンに徴用された旧ヴェネツィア海軍の補給船が、最大戦速で漕ぎ続けた結果ナポレオンの本隊を追い抜いて先にエジプトへ到着してしまったという話をどこかで読んだ記憶があります。
  あくまで領土こそが基盤でそれを守るために軍隊が存在したフランス側と、海上こそが戦場でありすべてであったヴェネツィア側の意識の差をみるようで面白いエピソードですよね。

  地理的な港の位置のズレ(ex.本来内陸の街がDOLでは海沿いに出張しているケースがよくありますね)や、実際には当時存在したはずのない交易品(ex.アフリカ中南部のダイヤに高値がついて市場が形成されるのは19世紀以降)など、なぜそこにあるのかということを考えていくとデフォルメされたゲーム内世界でもけっこう興味深い発見はあるものです。中学生くらいの頃にこのゲームに出会ってみたかったなぁと少し残念に思ったり。(笑)

▽航行・管理・兵器技術の優遇職は登場するか
  以下前回記事の続きになります。今回の新章アップデートでは、今後“航行・管理・兵器技術の優遇職は登場するか”、この問いが諸々の選択をなすうえでの最前提となりました。結論から言えば、いずれ“登場する”というのが私の予測です。それが半年後になるか来年以降になるかはともかく、これらが追加された事情(についての考察はまた後日)から考えてもいずれは登場せざるをえないはず。
  当然、ゆくゆくは航行・管理・兵器各R11以上を要しその新職でなければ生産できないアイテム、活用できないオプションスキルの実装もありうるでしょう。またたとえば海事lv50-60台になってから兵器技術の実装を迎えたプレイヤーよりも、後発のプレイヤーのほうがトータルでは短期で諸々の育成が済むのと同様に、あとから優遇職が登場することは新規プレイヤーへの‘ゲタ履かせ’として効くことも、この予測の一根拠です。

▽管理上げ
  そしてこのことは、3スキルのいずれも必要としかつ生産作業を自らのプレイスタイルに含まないgoodbyeにとって、特に管理技術を巡って現段階ですでに大きな問題となりました。なぜならこのスキルランクを上げるためには原則的にそれ以上の生産スキルRを持たねばならず、‘管理を上げきったら生産スキルを切ろう’という選択が上記の予測により難しくなるからです。もちろん一度切った生産スキルを再度R10以上に育てることが苦にならなかったり、スキル枠に余裕のあるプレイヤーなら話は別ですが。

▼鋳造スキル取得
  わたしの場合プレイ初期のお金稼ぎ目的で育てていた調理スキルを、戦闘用ガレオンに乗ったあたりから半年近く使わずにそのまま切った経緯があります。その頃からは自分で作れる料理もすべて買っていたんですね。これにより管理上げに最効率と評判の調理スキルは選択外。航行中にカツオやマグロをさばいていて、保管スキルで管理技術をまったり上げようというのも無謀に近いとわかりこれも除外。残る工芸・鋳造・縫製のうち、非優遇の軍人職でも使う頻度が高そうでかつ、現有の副官スキルや交際関係などgoodbyeの現状から最も親和性が高いと考えられる鋳造スキルを取得することに。
  この決定が、火器取引スキルの取得その他へも影響したことは前回述べた通りです。今回鋳造・火器取引をとったことで、第1副官のオズバルドが副官・補助スキルのすべてを使用可能な状態になったりも。

▼雑感
  ゲームにはINしているのにブログの更新が少ない時期というのは、どうも比較的本意ではないプレイに時間をとられていることが多いようです。直接的にはあまり興味が沸く作業ではないため、それについて書く気には当然ならない。

  航行・管理・兵器技術や‘国家貢献勲記’の実装などは、ゲームの魅力を深めて新たなプレイヤーを獲得するためというより、既存のプレイヤーを存続させるための方策ですよね。そういうことはプレイヤーも敏感に感じとっているわけで、たとえばこのゲームの艦隊戦システムが好きで遊んできたプレイヤーのなかには、生産スキル修行や紙集めといった本意からは遠い作業がどんどん蓄積されていくことに内心うんざりしているひとも多いはず。
  そうしたプレイヤーはみな少なくない時間をかけて自身のプレイスタイルを絞ってきたわけです。たしかにNPC売りのアイテムがPCによる生産品のみとなることでプレイの幅は広がるし、新たなタスクの追加によりとりうる選択肢も多くなりました。けれどもそれは総体的な話であって、個々のプレイヤーの視点からみたとき、むしろ窮屈になっている箇所も多いことは否めません。

  海賊周りの仕様がきつくなったことで危険海域での実戦から遠のいたり、名工の大工道具が高騰して最大耐久での定例模擬の敷居を高く感じたり。こういうことがあるたびに、がんばってようやく戦列艦デビューを果たした瞬間に副官スキルとレベル上限UPの実装があって引退していったフレのことを思い出します。こうしたあたりにこのゲームがまだ恒常的に遊べる水準には達していないことの、何よりの証が覗いている気がします。少なくともいまはまだやりようがあると思えるだけに、これは惜しい。
  今回は少しマイナスオーラが混入しました。ぜんぶ管理上げがっ(笑)

▽おまけ
  ジーニアス河丼&goodbye主演・レムオンさん撮影の動画です。ありえない腰使いで踊ってます。
  
  ぐにゃhttp://stage6.divx.com/user/ntoremuon/video/1172368/nremu0330-gunya

踊りかたについては、10Mだったかな?お布施すれば教祖が伝授するそうです。(笑) DirectXその他の最新バージョンをDLせよとの警告画面が出るかもですが、古いものがあるなら警告画面を消してしまえばそのまま見れると思います。

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