帰投
2007年4月12日 海のなかの見えない航路 コメント (3)
新しいパソコン環境になって大きく改善されたことの一つは、
何といっても戦闘中における操作性の進化である。
それからようやく、
1on1が戦えるようになったこと。
これがたぶん、一番大きな変化になるとおもう。
船尾に白い航跡がのびるようになったのが一番嬉しい、
というようなことを以前の記事で述べたけれどもそこはそれ。
根っからの軍人プレイヤーとしてやはり戦闘は外せない。
すこし具体的な例をあげるなら、
舵を切るコマンドを打ってから実際に船体がガリガリと軋みをあげて
舵を切り始めるまでのタイミングがほぼ一定になったことや、
スキル窓やアイテム窓が開くまでの時間が短縮されたことなどがある。
またキーを押したままでも、修理が連打されるようになった。
‘大航海時代Online’の海事を少しでもやったことがあるひとなら、
これらがプレイ感覚にどれだけ革命的な進化をもたらしたのか、
おそらく想像に難くはないはずだ。
そのいずれもがたいていのひとにとっては
初めから当然の仕様としてできていたことのはずだけど、
そうでもない人々というのもたまにはいるわけで、
そのそうでもない人種にとってこれらの変化は、
今まで山と谷を2つずつ歩いて越えていた通学路が、
鉄道の開通によりある朝突然3分に短縮されてしまった
というくらいインパクトのある出来事なのだ。
などととなりの家のとなりに学校があったわたしが言うのも
はなはだ不謹慎な気もするけれど、
強引に話を戻してこの変化が実際のプレイ内容へどう影響したかというと、
まず艦隊戦において当然の動作を
当然のこととして行えるようになった。
修理の連打や多方向での支援入力をともかくも人並みにできるようになったのは、
こうしたあたりで僚艦に負担をかけてきた実感のある身としては
嬉しいという以上にほっと一息つける改善点だ。
そして1on1である。
冒頭に「これが‘たぶん’一番大きな変化になる」と述べたのは
まだ操船感覚や新しいキーボードの配置に慣れきっていない感じがあって、
多数vs多数の模擬戦を除けば実際の戦闘回数はごくわずかだからだけれど、
これまで危険海域におけるソロでの交戦は、修理やその他のキー入力が
間に合わないためもっぱら逃避戦や時間稼ぎ、1vs複数での囮戦術など
個別の勝敗を問題としない条件下での戦闘のみに留めてきたから、
今後がとても楽しみだ。
先日、この面での予兆ともいえるシーンがあった。
カナリア諸島〜穀物海岸域で、1on1を戦う局面が実際に起きたのだ。
この一帯は欧州に近いことから
長距離交易の商船を狙う海賊の巣窟になりやすく、
また海賊集団に対する討伐隊も集まりやすいから、
いわば複数の艦隊同士による実戦のメッカとなっている。
それでこのときも視認範囲に敵味方複数の艦隊がいて
互いに増援を呼ぶことは可能な情勢だったのだけれど、
敵方に増援がない限りこちらも援軍要請のコマンドを出さないつもりで
海賊の1隻に交戦したら、結局さいごまで1on1の戦闘として完結した。
相手も当初はこちらの援軍を警戒して遠巻きに動いていたけれど、
意図を了解したのかしばらくして単艦での戦闘行動を積極的にとってきた。
旋回を続けながら機雷を撒いて砲撃とのコンボ撃沈を狙うこちらの手は
すぐに読まれ、焼き討ちを使われて水資材の減りも予想外に早くなる。
さすがに名のある海賊相手にリハビリは甘かったかなと反省しだした。
結果としては、近接での並航状態から
敵艦による一斉砲撃の一瞬あとを狙って内回りに切れ込み相手の船尾をとる
というやりかたで戦闘終了にこぎつけた。
タイミングを少しでも誤ると白兵能力の高い海賊相手に自ら接舷してしまうか、
船首に至近でのクリティカルダメージを受けるリスクの高い戦術だけれど、
その分だけ当たったときの効果は高い。
いま思えば相手には相手なりの計算があって、
半ば意図的な被撃沈だったのかもしれない。
なにしろわたしとの交戦圏から無傷で逃げ出そうものなら、
イスパニア方の複数艦隊がそのあとを狙っていたわけで、
それよりは拿捕されるリスクの小さい1on1を続けたほうが
負けた際に想定される被害は抑えられることになる。
もっともわたしのほうはこのとき結果としての勝敗など二の次で、
純粋に交戦へといたるプロセスと戦闘そのものを楽しんでした。
だからすこし憶測すれば、
相手もきっと結果は二の次だったんじゃないかとおもう。
良い位置で離脱できるチャンスに切り返してきた姿勢からもそう思えるし、
なにより自分が対人海賊をしていた頃がそうだった。
ソロでの交戦の妙味は、戦闘完結へといたる全責任を一人で負えることにある。
相手が単艦であれ複数であれ、
またどういう種の船舶であれそれは変わらない。
‘大航海時代Online’にひそむ別の面白さを
ひさびさに思い出した瞬間だった。
戦闘が終わったあとは、
一路アフリカ西岸沖に浮かぶカーボヴェルデ港へと帰投した。
ひさしぶりということもあり、達成感はもちろんあった。
けれども心の内を見つめるにそれは不思議と、
とても穏やかなものだった。
何といっても戦闘中における操作性の進化である。
それからようやく、
1on1が戦えるようになったこと。
これがたぶん、一番大きな変化になるとおもう。
船尾に白い航跡がのびるようになったのが一番嬉しい、
というようなことを以前の記事で述べたけれどもそこはそれ。
根っからの軍人プレイヤーとしてやはり戦闘は外せない。
すこし具体的な例をあげるなら、
舵を切るコマンドを打ってから実際に船体がガリガリと軋みをあげて
舵を切り始めるまでのタイミングがほぼ一定になったことや、
スキル窓やアイテム窓が開くまでの時間が短縮されたことなどがある。
またキーを押したままでも、修理が連打されるようになった。
‘大航海時代Online’の海事を少しでもやったことがあるひとなら、
これらがプレイ感覚にどれだけ革命的な進化をもたらしたのか、
おそらく想像に難くはないはずだ。
そのいずれもがたいていのひとにとっては
初めから当然の仕様としてできていたことのはずだけど、
そうでもない人々というのもたまにはいるわけで、
そのそうでもない人種にとってこれらの変化は、
今まで山と谷を2つずつ歩いて越えていた通学路が、
鉄道の開通によりある朝突然3分に短縮されてしまった
というくらいインパクトのある出来事なのだ。
などととなりの家のとなりに学校があったわたしが言うのも
はなはだ不謹慎な気もするけれど、
強引に話を戻してこの変化が実際のプレイ内容へどう影響したかというと、
まず艦隊戦において当然の動作を
当然のこととして行えるようになった。
修理の連打や多方向での支援入力をともかくも人並みにできるようになったのは、
こうしたあたりで僚艦に負担をかけてきた実感のある身としては
嬉しいという以上にほっと一息つける改善点だ。
そして1on1である。
冒頭に「これが‘たぶん’一番大きな変化になる」と述べたのは
まだ操船感覚や新しいキーボードの配置に慣れきっていない感じがあって、
多数vs多数の模擬戦を除けば実際の戦闘回数はごくわずかだからだけれど、
これまで危険海域におけるソロでの交戦は、修理やその他のキー入力が
間に合わないためもっぱら逃避戦や時間稼ぎ、1vs複数での囮戦術など
個別の勝敗を問題としない条件下での戦闘のみに留めてきたから、
今後がとても楽しみだ。
先日、この面での予兆ともいえるシーンがあった。
カナリア諸島〜穀物海岸域で、1on1を戦う局面が実際に起きたのだ。
この一帯は欧州に近いことから
長距離交易の商船を狙う海賊の巣窟になりやすく、
また海賊集団に対する討伐隊も集まりやすいから、
いわば複数の艦隊同士による実戦のメッカとなっている。
それでこのときも視認範囲に敵味方複数の艦隊がいて
互いに増援を呼ぶことは可能な情勢だったのだけれど、
敵方に増援がない限りこちらも援軍要請のコマンドを出さないつもりで
海賊の1隻に交戦したら、結局さいごまで1on1の戦闘として完結した。
相手も当初はこちらの援軍を警戒して遠巻きに動いていたけれど、
意図を了解したのかしばらくして単艦での戦闘行動を積極的にとってきた。
旋回を続けながら機雷を撒いて砲撃とのコンボ撃沈を狙うこちらの手は
すぐに読まれ、焼き討ちを使われて水資材の減りも予想外に早くなる。
さすがに名のある海賊相手にリハビリは甘かったかなと反省しだした。
結果としては、近接での並航状態から
敵艦による一斉砲撃の一瞬あとを狙って内回りに切れ込み相手の船尾をとる
というやりかたで戦闘終了にこぎつけた。
タイミングを少しでも誤ると白兵能力の高い海賊相手に自ら接舷してしまうか、
船首に至近でのクリティカルダメージを受けるリスクの高い戦術だけれど、
その分だけ当たったときの効果は高い。
いま思えば相手には相手なりの計算があって、
半ば意図的な被撃沈だったのかもしれない。
なにしろわたしとの交戦圏から無傷で逃げ出そうものなら、
イスパニア方の複数艦隊がそのあとを狙っていたわけで、
それよりは拿捕されるリスクの小さい1on1を続けたほうが
負けた際に想定される被害は抑えられることになる。
もっともわたしのほうはこのとき結果としての勝敗など二の次で、
純粋に交戦へといたるプロセスと戦闘そのものを楽しんでした。
だからすこし憶測すれば、
相手もきっと結果は二の次だったんじゃないかとおもう。
良い位置で離脱できるチャンスに切り返してきた姿勢からもそう思えるし、
なにより自分が対人海賊をしていた頃がそうだった。
ソロでの交戦の妙味は、戦闘完結へといたる全責任を一人で負えることにある。
相手が単艦であれ複数であれ、
またどういう種の船舶であれそれは変わらない。
‘大航海時代Online’にひそむ別の面白さを
ひさびさに思い出した瞬間だった。
戦闘が終わったあとは、
一路アフリカ西岸沖に浮かぶカーボヴェルデ港へと帰投した。
ひさしぶりということもあり、達成感はもちろんあった。
けれども心の内を見つめるにそれは不思議と、
とても穏やかなものだった。
コメント
押しっぱなしのF8連打できるとすごい楽よねぇ。。。
次はぶっ倒す!”!”#!”#
お手柔らかに〜>w<
前首相:
それは…わたしならクレーム入れそうです>< でもPC性能悪いなりに、って言うのはその通りで、工夫することで局所的にはハンデがアドバンテージになることもそれなりにある気はわたしもします。
いま全面的に強くなったかといえば、ぜんぜんそうでもないんですよね。できることが多くなったぶん、視野と先読みの時間幅が狭くなってる実感はかなりあります。トータルでみればPC性能がいいほうがいいというのは確かですけど。
ちなみにgoodgirliさんはどちらかといえば母です。以後よろしく〜