しばらく間が空きました。
画像は南太平洋に浮かぶ孤島ラパ・ニュイにて。
今回は拡張版“Cruz del Sur”をひと月遊んでの感想など。
▼新海域
ついに念願のガラパゴスへ、なんていう一途な期待は去年に続き颯爽と裏切られました。(笑) でも今回、船から目視はできないものの測量地図ではガラパゴス諸島、きちんと確認できるんですよね。あとちょっとです。ってこれがまたきっと長いのでしょうけどw
そのほか新たな海域については先月5回に分けて書いた「世界独航記」記事群にいろいろ述べたので、ここでは割愛。
▼プライヴェート・ファーム
鉱山を一巡したので牧場でいろいろ飼い始めているところです。でもこれ交易品水準でみるなら、各国本拠地で手に入る交易品種を思い思いに増やせるってことなんですよね。そのことでゲーム内の物流模様がどう影響を受けるのか、少し興味深くもあります。生産のための近場での往来の手間を軽減し、代わりに外洋へ出るインセンティヴを上げようという開発サイドの意図が窺えますね。とりあえず、セビリアの商館に出していた鉄材のはけは悪くなりました。(笑)
あとわが島でシカの放牧が始まってしまったのですが、用途がまったく思いつきません。それから上陸時の島のグラフィックがどうしても米ドラマ“LOST”をイメージしてしまい、島内部へ探検に踏み入りたくて仕方ないです。せっかくだから鹿狩りとかいいなぁ。茶々ですが。
▼バトル・キャンペーン
実を言うと、以前からある模擬戦システムがそうであるように、一部の軍人プレーヤー以外は商会対抗イベントのような機会でもなければ寄り付かない選択肢になるなと目していました。実装当初はみなの注意が引かれるため是々非々の意見も盛んに飛び交いましたが、少なくともノトスサーバの現状では週末の夜でもない限り野良の募集部屋が並び立つような盛況を望むものでは元々ないだろうなというのが私見です。その範囲でいえば、じゅうぶんに楽しめるシステムといえそうです。
したがって、船体最大耐久の回復や開戦許可等の問題が次回以降修正される旨の告知が先日ありましたが、必ずしもゲーム内で耳にするように‘ユーザーからの修正要望を受けて急遽修正されることになった’わけではないだろうと思ってます。初回はある程度そうした反応も読み込んだうえでの試験実装の意味合いも濃かったはずです。これは他の次回アップデートの修正内容にも言えることですが、告知のタイミングが拡張版第1章の実装からちょうど1ヶ月目に当たることからも、継続課金への誘い水という観点でそう思えます。一昨年のブーメラン廃止時のように最初からストリクトな設定をしてしまいあとから変更を加えてゆくよりも、プレイヤーを疲れさせず次に期待させることが可能なぶんこちらのほうがいいですよね。
毎月一週間は世界中のどこからでも作戦本部の行商人や料理人へアクセスできてしまうのは、たとえばインド方面ではまったく手桶が手に入らなかった昔を思えば隔世の感ありですね。邪道ですけど。
▼新船
今回登場した新船や既存船の新たなオプションスキルなどに限らず、なんだかんだいって船体性能を巡る諸設定のバランスはよく考え抜かれているなぁと思います。このゲームの骨格にあたる部分だけに、きっと力の抜きようもないところなんでしょうね。
極私的に目玉だったのは多くの海事プレイヤーのご他聞にもれず装甲戦列艦の実装だったわけですが、なかなかどうして絶妙なラインを行っていると思います。goodbye個人の現状では被撃沈が減るぶん与撃沈も減るという感じで、旗艦以外のときは基本的に従来の戦列艦に分を感じていますが、選択肢が増えたのは素直に歓迎できることですね。重ガレアスや大型フリゲート★3の実装も予想外に海戦模様を変えたように感じました。三層甲板ガレオンもぜひ検分してみたいところです。
▼航海者養成学校
スクールチャットを巡って幾度か仕様説明や変更の告知がありましたが、わたしがそれ以上に引っかかったのは、新しいキャラクターをつくると問答無用に学校内へと飛ばされてしまうことだったりします。学校の実装によって最初にすべきことが明確に与えられるようになったぶん、そのようにして提示されるクエストを延々繰り返していくことがこのゲームの本質だと早々に見切ってしまうプレーヤーや、卒業した途端やる気がなくなってしまうプレーヤーが続出するリスクもあるんじゃないかと。2ndキャラが入校している折、実際そういう発言を幾度か目にしました。
ですから学校の存在も教えておいて、あとは何をしても自由だとギルドの外にほっぽり出してしまう従来のスタイルを踏襲しても良かったんじゃないかなぁと思うんですよね。ゴールを与えられるのではなく、プレイする目的は自分でつくる。どちらかといえばそういうゲームなんじゃないでしょうか、‘大航海時代Online’って。
▼インターフェイスその他
少し話がそれますが、腕に軽い障害のあるひとにとって、このゲームのクリックアイコンって小さいうえに隣のアイコンが真近にあるため非常にプレイしづらいのだ、というような指摘をどなたかのブログで読んで、ああきっとそうなんだよなぁと思ったことがあります。わたしの場合も旧PCなどマウスの状態がやや悪く、連続する操作のなかで「決定」のつもりで「戻る」をクリックしてしまい選択窓を消してしまうことなどしょっちゅうですから、これはひとによってはつらいだろうなと。
個人的にゲームバランス上の不均衡や不備などは運営に要望を出して改善を欲するという方向性よりもユーザー間の交渉によりそれに合ったルールが形成されていけばいいという態度に親近感を覚えるほうなので、むしろこうしたより生理的な面でユーザーの意見が注視されるようになったらいいなと思っています。インターフェイスの問題って快不快に直結するので、不便を感じないひとでも無意識のレヴェルでプレイ動機に作用しているはずですし。
で、今回の画像。商会イベントではるばる行って参りました。というかあまりに遠かったのでツアー参加メンバー全員がきのうそこでいったん落ちているところなんですけどね。(笑) このモアイが並んでいる入り江の隣にはなだらかな砂浜が長く横たわっているのだけれど、温かみのある夕日の色合いと自分たちのほかには誰もいない寂獏とした感じが相俟ってとても良い風情がありました。
南米西岸の豪勢な滝と迫力満点の吊り橋などもそうですが、こうした手の込んだ陸地グラフィックは今回の拡張版におけるサプライズの一つだったように思います。本来遺跡と宝箱ばかりが冒険の対象ではないはずですから、こうした側面の強化は今後もぜひ期待したいところです。沈没船についてはまだ引き揚げたことがないのでまた後日。以下おまけ。
ヒストリーチャンネル: http://www.historychannel.co.jp/index.html
歴史系コンテンツの専門チャンネルです。昨晩はカリブの海賊の2時間特番が面白かったのですが、ともかく24時間歴史系の番組だけっていうのが凄いです。世界の好戦的な民族だけを集めたり、十字軍の蛮行をイスラム視点で描いたりとか。わたしは地元のケーブルテレビで観てますが、スカパーなどいろいろ観る手段はあるようです。動画サイトも込みで、映像作品の享受だけをとればほんといい時代になってますよね。
コメント
キャラ作ると学校は強制入学ですか・・・・^^;
難しい部分もあるDOLですけど、右も左も、いえヘッドとハリヤードの区別も出来ないときの新鮮な面白さってこれから始める人は味わえないのですね・・・・
レベルやスキルをカンストしても、遊ぶ方法がいくらでもあるのがMMOとは言え、何とも複雑な気分です・・・