火のないところに煙は 【吐息の航跡?】
2006年3月27日 吐息の航跡 コメント (2)
久しぶりの更新です。この間にも書けること、考えてみたいことはいろいろと起きているのですが、まずは身近なところから。とりあえず、今日の話題は主に3つとしてみます。
はじめに個人的には当座の結論を得た海事ネタを一つ。クリティカルが出るタイミングと、そこから導かれた戦術考を少し。
クリのタイミングについては船員が発射の合図をした瞬間、砲弾が発射された瞬間など様々に言われていますが、実際にはかなりの幅があるというのがわたしの実感です。判定はゼロサムのラインを明確に境とするのではなく、船首が垂直に向いていないときであっても“確率”的に下されるため、特定のある1モーメントには集約されない。そのうえ回線速度の異なるユーザー間での同期の問題もおそらくある。経験的にはありえないはずの角度や距離から、予想外に大きなクリティカルダメージが来ることがあるのはおそらくこのためではないでしょうか。船腹に当たったのにクリティカル、なんてことも稀に起こりますよね。
そのため対人の艦隊戦においてはおそらく、個々に一撃必殺のクリティカルを狙うスタンスをとるよりも、コンボを狙ってなるべく全員で同時に一隻を撃ち抜くスタンスを選ぶことが戦術的にかなり有効になってくるはずです。ではこのタイミングをどこで測るかというのが次なる問題として浮上するわけですが、最も効果的なのはむろん、僚艦による白兵撤退成功の表示が出た瞬間でしょう。こうしたコンセンサスがとれた艦隊では、アタッカーがまず逃走+接舷で敵提督を捕捉→浸水発生させたのち、残る4隻が一斉砲撃を見舞うというルーティンが可能となり、味方提督は名匠ペリエで後方から、アタッカー候補は名匠キャノン、他は名匠カロ等といった搭載砲の棲み分けもより実効的な意味を持ってくるように思います。
ちなみに画像左上は、消火砂を持たずに沖に出たバルシャ乗りなわたしです(@別鯖)。エクスプローダー砲4門を載せていたのですが、この砲だとクリティカルで船員減を狙うしかないので、タイミングを計るいい練習になったかもです。
次の話題は残念なことを一つ。ちょっとした引退ブームの再来について。長く同じ商会で過ごしてきたフレを含め、このゲームにどっぷり浸かっていたフレの幾人かが、このひと月のうちに次々と引退していきました。そのぶんカムバックキャンペーンにより復活してきたかも多く、もとより愛別離苦はネット上に限らず世の必定なわけですから、それ自体は仕方のないこと。ただ問題に感じるのは、彼らのほとんどが先月の大型アップデートを最終的な引退のきっかけとしていることなんですね。
このことは、思い思いに遊びかたを決められる選択肢の広さがこのゲームの魅力の一つであったはずなのに、時間的な制約のなかである種のプレースタイルを志向するプレーヤーの多くにとっては負担増としか映らないような修正が、先月末のアップデートには少なからず含まれていたための結果ではないかと思えてなりません。
端的に言えば、対人戦の仕様はその一つ。海事スキルをある程度上げきらない限り、すべての戦闘においてディスアドバンテージを負わざるをえない。よってレベル上限UPや副官の実装等により進展してゆく対人戦のモードについていくためには、まずその土俵に上がる準備に膨大な時間を割く必要に迫られる。これではリアル事情で時間のとれないプレイヤーは徒労感をもち、あるいは音を上げざるを得なくなるはずです。大海戦では船種による制限が設けられましたが、これに加えてたとえば小クラスであればスキルR5まで、中クラスであればR10までしか効果が出ないというようなレギュレーションの導入を、模擬戦の設定や海域別の設定等も込みでぜひとも検討してもらいたいものです。(これにより、軍人以外のプレイヤーも格段に参加しやすくなるはずですし)
ゲーム世界自体に飽きたわけではないのに、システムの未成熟さからやめていく友人が出てしまうことはとても残念なことです。こうしたプレイヤーをどれだけ減らせるか、多様なプレースタイルを許容できるかが、過疎化の防止やユーザー間による息の長いネットワークの保持につながるように思うのですが。火のないところに煙は立たず。過疎化という現状そのものより、その理由に大きな問題が潜んでいる気がします。4月半ば以降、どれだけ人が残るでしょうか。
三つ目の話題として、海賊行為についてかもしくはヴェネツィア-フランス間で行われているジェノバ-カルヴィの投資戦について少し書こうと思ったのですが、長くなったので項を改めることにします。いつまでも現状に追いつかない回想録も優先したく。^^; 画像右上は商会メンバーの引退プチイベント。全員白服姿なのが少々業者っぽいですが、そこは偽中華たるわたしに免じてご容赦を。
【吐息の航跡?:2005年10月 対ポルトガル カサブランカ沖大海戦 戦闘用ガレオンにて参戦】
今回は初めて参加した大海戦について。すでに戦列艦が主導していたこの海戦、わたしは何とか戦闘用ガレオンを入手のうえ参戦にこぎつけました。
三日間を通してファロで開戦を待ったのですが、初日の開戦直前の高揚したムードは、いまでも新鮮に思い出せます。あとから思えばファロは両国の首都と標的であるカサブランカを結ぶ位置にあるため元より重視されていたのでしょう、港前の広場には青色の鎧に身を包んだレベル50台のポルトガルの軍人さんたちがたむろ座しており、ようやく30台に達して間もないわたしの目には見るも壮観な光景でした。壮観というよりもむしろ、彼らの慣れ落ち着いた雰囲気が異様に映ったというべきかもしれません。
ちなみに画像下半は、海戦終了後にノトス・イスパニア恒例のゴザ文字で戦勝を祝っている図です。けっこう重要なポジションを占めています。(笑)
実際の海戦では、やはりポルトガルの青帆艦隊の存在が突出した印象を今も残しています。艦隊のペア行動の徹底ぶりといい、エンカウント後の統率のとれた動きといい、非常に際立って見えました。素早く動くというより、決して無駄には動かない恐さを彼らに感じたものです。
ちなみにこの海戦でわたしはサポート役に徹していたため、三日間を通じて撃沈されたのは一度だけなのですが、その唯一の撃沈は三日目の終了二分前、お相手はわたしの見る限りこの精鋭艦隊でいつも最初に斬り込んでいたかたでした。クリティカルではないのに、予想を超えた大ダメージによる一発撃沈。ちょっと衝撃的な思い出です。(あとからそのかたは最高貫通の名匠カロ5基を装備した、砲術系スキルオールカンストのかたと知りました)
結果的には初日の開戦前にファロで目を見張った軍人さんたちが青帆艦隊のかたがたで、MVPをとったかたも、初めて撃沈をもらったかた(このかたもMVPでした)もそのなかにいたのですから、駆け出しのわたしの目に異様に映ったのも当然かもしれません。
はじめに個人的には当座の結論を得た海事ネタを一つ。クリティカルが出るタイミングと、そこから導かれた戦術考を少し。
クリのタイミングについては船員が発射の合図をした瞬間、砲弾が発射された瞬間など様々に言われていますが、実際にはかなりの幅があるというのがわたしの実感です。判定はゼロサムのラインを明確に境とするのではなく、船首が垂直に向いていないときであっても“確率”的に下されるため、特定のある1モーメントには集約されない。そのうえ回線速度の異なるユーザー間での同期の問題もおそらくある。経験的にはありえないはずの角度や距離から、予想外に大きなクリティカルダメージが来ることがあるのはおそらくこのためではないでしょうか。船腹に当たったのにクリティカル、なんてことも稀に起こりますよね。
そのため対人の艦隊戦においてはおそらく、個々に一撃必殺のクリティカルを狙うスタンスをとるよりも、コンボを狙ってなるべく全員で同時に一隻を撃ち抜くスタンスを選ぶことが戦術的にかなり有効になってくるはずです。ではこのタイミングをどこで測るかというのが次なる問題として浮上するわけですが、最も効果的なのはむろん、僚艦による白兵撤退成功の表示が出た瞬間でしょう。こうしたコンセンサスがとれた艦隊では、アタッカーがまず逃走+接舷で敵提督を捕捉→浸水発生させたのち、残る4隻が一斉砲撃を見舞うというルーティンが可能となり、味方提督は名匠ペリエで後方から、アタッカー候補は名匠キャノン、他は名匠カロ等といった搭載砲の棲み分けもより実効的な意味を持ってくるように思います。
ちなみに画像左上は、消火砂を持たずに沖に出たバルシャ乗りなわたしです(@別鯖)。エクスプローダー砲4門を載せていたのですが、この砲だとクリティカルで船員減を狙うしかないので、タイミングを計るいい練習になったかもです。
次の話題は残念なことを一つ。ちょっとした引退ブームの再来について。長く同じ商会で過ごしてきたフレを含め、このゲームにどっぷり浸かっていたフレの幾人かが、このひと月のうちに次々と引退していきました。そのぶんカムバックキャンペーンにより復活してきたかも多く、もとより愛別離苦はネット上に限らず世の必定なわけですから、それ自体は仕方のないこと。ただ問題に感じるのは、彼らのほとんどが先月の大型アップデートを最終的な引退のきっかけとしていることなんですね。
このことは、思い思いに遊びかたを決められる選択肢の広さがこのゲームの魅力の一つであったはずなのに、時間的な制約のなかである種のプレースタイルを志向するプレーヤーの多くにとっては負担増としか映らないような修正が、先月末のアップデートには少なからず含まれていたための結果ではないかと思えてなりません。
端的に言えば、対人戦の仕様はその一つ。海事スキルをある程度上げきらない限り、すべての戦闘においてディスアドバンテージを負わざるをえない。よってレベル上限UPや副官の実装等により進展してゆく対人戦のモードについていくためには、まずその土俵に上がる準備に膨大な時間を割く必要に迫られる。これではリアル事情で時間のとれないプレイヤーは徒労感をもち、あるいは音を上げざるを得なくなるはずです。大海戦では船種による制限が設けられましたが、これに加えてたとえば小クラスであればスキルR5まで、中クラスであればR10までしか効果が出ないというようなレギュレーションの導入を、模擬戦の設定や海域別の設定等も込みでぜひとも検討してもらいたいものです。(これにより、軍人以外のプレイヤーも格段に参加しやすくなるはずですし)
ゲーム世界自体に飽きたわけではないのに、システムの未成熟さからやめていく友人が出てしまうことはとても残念なことです。こうしたプレイヤーをどれだけ減らせるか、多様なプレースタイルを許容できるかが、過疎化の防止やユーザー間による息の長いネットワークの保持につながるように思うのですが。火のないところに煙は立たず。過疎化という現状そのものより、その理由に大きな問題が潜んでいる気がします。4月半ば以降、どれだけ人が残るでしょうか。
三つ目の話題として、海賊行為についてかもしくはヴェネツィア-フランス間で行われているジェノバ-カルヴィの投資戦について少し書こうと思ったのですが、長くなったので項を改めることにします。いつまでも現状に追いつかない回想録も優先したく。^^; 画像右上は商会メンバーの引退プチイベント。全員白服姿なのが少々業者っぽいですが、そこは偽中華たるわたしに免じてご容赦を。
【吐息の航跡?:2005年10月 対ポルトガル カサブランカ沖大海戦 戦闘用ガレオンにて参戦】
今回は初めて参加した大海戦について。すでに戦列艦が主導していたこの海戦、わたしは何とか戦闘用ガレオンを入手のうえ参戦にこぎつけました。
三日間を通してファロで開戦を待ったのですが、初日の開戦直前の高揚したムードは、いまでも新鮮に思い出せます。あとから思えばファロは両国の首都と標的であるカサブランカを結ぶ位置にあるため元より重視されていたのでしょう、港前の広場には青色の鎧に身を包んだレベル50台のポルトガルの軍人さんたちがたむろ座しており、ようやく30台に達して間もないわたしの目には見るも壮観な光景でした。壮観というよりもむしろ、彼らの慣れ落ち着いた雰囲気が異様に映ったというべきかもしれません。
ちなみに画像下半は、海戦終了後にノトス・イスパニア恒例のゴザ文字で戦勝を祝っている図です。けっこう重要なポジションを占めています。(笑)
実際の海戦では、やはりポルトガルの青帆艦隊の存在が突出した印象を今も残しています。艦隊のペア行動の徹底ぶりといい、エンカウント後の統率のとれた動きといい、非常に際立って見えました。素早く動くというより、決して無駄には動かない恐さを彼らに感じたものです。
ちなみにこの海戦でわたしはサポート役に徹していたため、三日間を通じて撃沈されたのは一度だけなのですが、その唯一の撃沈は三日目の終了二分前、お相手はわたしの見る限りこの精鋭艦隊でいつも最初に斬り込んでいたかたでした。クリティカルではないのに、予想を超えた大ダメージによる一発撃沈。ちょっと衝撃的な思い出です。(あとからそのかたは最高貫通の名匠カロ5基を装備した、砲術系スキルオールカンストのかたと知りました)
結果的には初日の開戦前にファロで目を見張った軍人さんたちが青帆艦隊のかたがたで、MVPをとったかたも、初めて撃沈をもらったかた(このかたもMVPでした)もそのなかにいたのですから、駆け出しのわたしの目に異様に映ったのも当然かもしれません。
招福御礼! 【吐息の航跡?】
2006年2月24日 吐息の航跡
サーバ開設一周年をめどに用意された大型アップデート、とうとう実施されましたね。新港の設置や副官の実装、レヴェル上限のUPなど、どれから手をつけてよいか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。(笑)
各論レヴェルではいろいろと不備も目につくとはいえ、ゲームの彩りが増すこと自体は素直に歓迎したいです。ただ、光栄の運営方針やPRの仕方をぼんやりと眺めているかぎり、拡張の方向性がどうも内向きに偏りすぎている嫌いが目立つようにも思えてならない。この点は少々もったいなく感じるところなのですが、ネトゲの限界については彼らの方がよく知っての上でのことでしょうし、この日記ではあくまで内向きに(^^)ゲーム内世界でのことのみにシフトを置いていきたいので、これ以上は申しませんw
さて、アップデートの当日は、何を隠そうわたし自身が何に手をつけたものかとうろたえたクチで、INしたのち30分ほどフレ数人とチャットを交わしただけで、すぐに落ちてしまいました。
そして翌日、いざ副官を雇わん、新港に赴かんと気張ってINして、最初にしたことはリスボンにいる際には恒例となっている商会ショップのチェックでした。そうしたらなんと、一晩のショップ売り上げが56M超。ルビー、サファイア、ダイヤ各999個がすべて完売、目を疑ってしまうような事態の到来でした。ケタを読み違えてるのかと目をこらしたため、売れたときに時折残しているSSも今回は撮り損ねてしまいました。(画像中央のメッセージはあとからログを撮ったものです)
交易レヴェルの上限UPに伴い、商会の宝石が全般的に売れ出すことは予想していたものの、かなり高値で出すことにしているわたしのブースがこのような売れ行きを見せるとは予想外でした。しかし考えてみれば、このゲーム内世界にもいろいろな人がいます。なかには様々な理由から、お金に目処を付ける必要がないかた、単価で2k3kの違いなどまったく気にしないかたがいても不思議はないわけで、そういうかたがまず訪れる場所のひとつがリスの商会ショップであることは容易に予想がつくというものです。
わたしが宝石交易に精を出すことがあるのは、軍装備や船を買うためのお金稼ぎが必要というのと、ガレー系の船での長距離交易で貯まる漕船スキルの熟練度も馬鹿にならないというふたつの事情によるのですが、このところはスキル調整のため後者に動機の重点があるので、かなりむだにお金が溜まっていってます。そこでせっかくなので、新港のトップランカーにでもなってみようかとも。これについてはまた後日書くはずです。今はもっぱら、様子見の態ですが。(笑)
このゲーム、ある程度熟達してしまうと、お金稼ぎの手管そのものはまったくこだわるに値しないことに気づくのですよね。ゲームを始めて間もないかたには、“10M、20Mを稼げるようになるまでは利益を出すことだけに汲々となることもあるかもだけど、そこはどうか楽しむことを大事にしてね”とアドバイスしたいものです。その気があればどのようなプレイスタイルをとるのであれ、そのうちお金は貯まるようにできてますから、このゲーム。まだ始めて間もないかたには信じがたい額でしょうが、本当の話です。
【吐息の航跡?:2005年10月 交易商人、宝石商人 まったり調理、がっつり宝石】
今回上げた画像はおもにこのころ、昨年10月の商人在職時に撮ったものです。見ての通り、各種料理のまとめ売りや、インド渡航ついでのディヴでの仕立て道具まとめ売りなどにも手を染めていました。後者はいまでは成り立たない商法ですが、実質的にブーメランが廃止される11月の修正までは、ヨーロッパの道具屋で買った仕立て道具が倍額でも飛ぶように売れたものです。道具装備のため船倉を使用しない、とても好ましい“交易品”でした。(笑)
交易商人はこの時期まで、巷ではまず出会うことのない超レア職でした。というのも、まずもって転職クエが出なかったのですね。わたしに紹介してくれたかたは、このクエを出すためだけに二週間くらいブーメランを続けていたそうです。こういうがんばりがあってこその価値というものは、依頼斡旋書で力まかせに何であれ出せる今日では感じられないものになってしまったのかもしれません。交易商は取引スキルが豊富で、お金稼ぎではなく調理やちょっとした日用品の交易そのものを楽しみたいかたにはうってつけの職業でした。在職期間は短かったけれど、なかなか楽しかったのを覚えています。
宝石商は、長い目での金策に見通しをつける目的でなりました。当時ポルトガル同盟港だったルアンダには自他共に“ルアンダ人”と称し称される高ランク宝石商のかたが幾人か常駐しており、訪れるたびにスキル上げを支援してもらったのを懐かしく思い出します。このため比較的短期間にR5+3まで上げることができ、ブーメラン廃止後の金策への備えとしました。ほぼ同時期にカロネード砲14門を作れるところまで鋳造スキルを上げた商会メンバーから、わたしのこの上がりかたを廃人呼ばわりされましたが、どうかんがえても逆ではないかと思います。思っています。五十歩百歩かもしれませんw
各論レヴェルではいろいろと不備も目につくとはいえ、ゲームの彩りが増すこと自体は素直に歓迎したいです。ただ、光栄の運営方針やPRの仕方をぼんやりと眺めているかぎり、拡張の方向性がどうも内向きに偏りすぎている嫌いが目立つようにも思えてならない。この点は少々もったいなく感じるところなのですが、ネトゲの限界については彼らの方がよく知っての上でのことでしょうし、この日記ではあくまで内向きに(^^)ゲーム内世界でのことのみにシフトを置いていきたいので、これ以上は申しませんw
さて、アップデートの当日は、何を隠そうわたし自身が何に手をつけたものかとうろたえたクチで、INしたのち30分ほどフレ数人とチャットを交わしただけで、すぐに落ちてしまいました。
そして翌日、いざ副官を雇わん、新港に赴かんと気張ってINして、最初にしたことはリスボンにいる際には恒例となっている商会ショップのチェックでした。そうしたらなんと、一晩のショップ売り上げが56M超。ルビー、サファイア、ダイヤ各999個がすべて完売、目を疑ってしまうような事態の到来でした。ケタを読み違えてるのかと目をこらしたため、売れたときに時折残しているSSも今回は撮り損ねてしまいました。(画像中央のメッセージはあとからログを撮ったものです)
交易レヴェルの上限UPに伴い、商会の宝石が全般的に売れ出すことは予想していたものの、かなり高値で出すことにしているわたしのブースがこのような売れ行きを見せるとは予想外でした。しかし考えてみれば、このゲーム内世界にもいろいろな人がいます。なかには様々な理由から、お金に目処を付ける必要がないかた、単価で2k3kの違いなどまったく気にしないかたがいても不思議はないわけで、そういうかたがまず訪れる場所のひとつがリスの商会ショップであることは容易に予想がつくというものです。
わたしが宝石交易に精を出すことがあるのは、軍装備や船を買うためのお金稼ぎが必要というのと、ガレー系の船での長距離交易で貯まる漕船スキルの熟練度も馬鹿にならないというふたつの事情によるのですが、このところはスキル調整のため後者に動機の重点があるので、かなりむだにお金が溜まっていってます。そこでせっかくなので、新港のトップランカーにでもなってみようかとも。これについてはまた後日書くはずです。今はもっぱら、様子見の態ですが。(笑)
このゲーム、ある程度熟達してしまうと、お金稼ぎの手管そのものはまったくこだわるに値しないことに気づくのですよね。ゲームを始めて間もないかたには、“10M、20Mを稼げるようになるまでは利益を出すことだけに汲々となることもあるかもだけど、そこはどうか楽しむことを大事にしてね”とアドバイスしたいものです。その気があればどのようなプレイスタイルをとるのであれ、そのうちお金は貯まるようにできてますから、このゲーム。まだ始めて間もないかたには信じがたい額でしょうが、本当の話です。
【吐息の航跡?:2005年10月 交易商人、宝石商人 まったり調理、がっつり宝石】
今回上げた画像はおもにこのころ、昨年10月の商人在職時に撮ったものです。見ての通り、各種料理のまとめ売りや、インド渡航ついでのディヴでの仕立て道具まとめ売りなどにも手を染めていました。後者はいまでは成り立たない商法ですが、実質的にブーメランが廃止される11月の修正までは、ヨーロッパの道具屋で買った仕立て道具が倍額でも飛ぶように売れたものです。道具装備のため船倉を使用しない、とても好ましい“交易品”でした。(笑)
交易商人はこの時期まで、巷ではまず出会うことのない超レア職でした。というのも、まずもって転職クエが出なかったのですね。わたしに紹介してくれたかたは、このクエを出すためだけに二週間くらいブーメランを続けていたそうです。こういうがんばりがあってこその価値というものは、依頼斡旋書で力まかせに何であれ出せる今日では感じられないものになってしまったのかもしれません。交易商は取引スキルが豊富で、お金稼ぎではなく調理やちょっとした日用品の交易そのものを楽しみたいかたにはうってつけの職業でした。在職期間は短かったけれど、なかなか楽しかったのを覚えています。
宝石商は、長い目での金策に見通しをつける目的でなりました。当時ポルトガル同盟港だったルアンダには自他共に“ルアンダ人”と称し称される高ランク宝石商のかたが幾人か常駐しており、訪れるたびにスキル上げを支援してもらったのを懐かしく思い出します。このため比較的短期間にR5+3まで上げることができ、ブーメラン廃止後の金策への備えとしました。ほぼ同時期にカロネード砲14門を作れるところまで鋳造スキルを上げた商会メンバーから、わたしのこの上がりかたを廃人呼ばわりされましたが、どうかんがえても逆ではないかと思います。思っています。五十歩百歩かもしれませんw
空白の密度 【吐息の航跡?】
2006年2月21日 吐息の航跡 コメント (4)
大型アップデートを明日に控え、サーバ全体がふだんとはかなり異なる雰囲気に包まれているようです。
多くのひとがおそらくそうであるように、わたしの場合も外洋を航行中はもっぱら自分がPKならばどう動くかを考えつつ航路を選ぶわけですが(よそ見航海するためであれ、遭遇したいがためであれ)、今日に限ってはまるで予想とは異なり、ちょっと意外な思いがしています。
というのも、いつもならば最多発地帯といってもよいカナリア沖から穀物海岸にかけてのエリアで、夜11時前後のDOL’sゴールデンタイムになんと一人も海賊のかたが検索にかからない。明日のアップデート以降は水食料なし交易品満載の航海がしにくくなることがすでに予告されていますから、駆け込みで稼ぎたい商船で海域自体は俄然いつもより賑わっているのに、です。
それなりに意気込んで、場合によってはカーボヴェルデあたりで戦列艦に乗り換えられるだけの装備も携えて危険海域入りしたものですから、これはなんだか拍子抜けな思いがしました。そこでインド洋やカリブにいるフレにTellを入れて様子を探ってみるも、宝石相場が比較的良いセイロン前には数人いるらしいものの、やはりふだんと同じか少なめな感じ。その後黄金海岸からナミビア沖へと移動するもやはりPK不在。どこかで海賊会議でも開かれているのでしょうか。。。
ちょっと異様とでもいっていいような平穏さに調子を崩されて、わたしのほかには酒場にしゃがみ込んでいるかたが一人いるだけのカリビブでこの日記を打っています。鳥の鳴く声が聞こえてきます。さざなみの音も流れています。のどかです。
あした、とにもかくにも、楽しみですね。
【吐息の航跡?:2005年10月 商会ごとリスボンへ移転、鬼蛸会へ改名】
さて、同じアップデートでも昨年10月のものは様々な面で物議を醸し、多くの人のプレイスタイルに甚大な影響を及ぼすものでした。そのことの功罪についてはここでは措くとして、その修正の余波を受ける形で、属している商会がリスボンへ移転することになりました。それまで若干二ヶ月半ほどの在籍ではありましたが、わたしにとっては初めてで、かつそこしか知らないマルセイユの商会を脱退するときは、発展的な移転のためとはいえそこはかとない寂しさに襲われたのを覚えています。
このときのアップデートではユーザーからの反発が予想外に大きかったのでしょう、光栄は修正内容に幾度にも渡る改変を加えていました。が、総体として、ユーザーを疲れさせる側面の大きなものだったといまでも思います。商会メンバーやフレにも、この時期に修正を意識したやり込みをやるだけやって、結局はそれを最後にゲームを去ってしまった人がかなりいるように思えるのです。ブーメランの廃止や依頼斡旋書の実装という大筋自体は良いんですよね。そのやり方にプレイヤーをむやみに翻弄させる部分がなかったか、運営側にはきちんと検討してもらえていればよいのですが。
画像の下半分は、この時期に当人のリアル事情で引退していった某有名海賊のかたの引退イベントにおける一幕です。ご覧のように、なかなかの有名人が揃っています。
イベント後半は、彼がバルシャで沖に出て、それをみなで狩って賞金を稼いでくれ、という趣旨の“復讐祭”が開催されました。彼の味方に入る白ネームの人(わたしもその口でしたがw)や、どさくさにまぎれて他の赤ネームのかたを狩り出すかたなどが数十隻単位で入り乱れて、事情を知らずたまたまカリカットを訪れたプレイヤーにとってはおそらく驚きと迷惑の極みだったと思います。(笑)
このPK専のかたはいつもカリカット沖近辺を縄張りにしており、インド渡航の際には付き物の名物的存在としてある意味とても愛されてすらいたことが、このイベントへの人の集まり具合からもうかがえます。リアル台湾人の彼が初めてわたしにくれたTellが当然、中国語だったのはナイショです。。。
多くのひとがおそらくそうであるように、わたしの場合も外洋を航行中はもっぱら自分がPKならばどう動くかを考えつつ航路を選ぶわけですが(よそ見航海するためであれ、遭遇したいがためであれ)、今日に限ってはまるで予想とは異なり、ちょっと意外な思いがしています。
というのも、いつもならば最多発地帯といってもよいカナリア沖から穀物海岸にかけてのエリアで、夜11時前後のDOL’sゴールデンタイムになんと一人も海賊のかたが検索にかからない。明日のアップデート以降は水食料なし交易品満載の航海がしにくくなることがすでに予告されていますから、駆け込みで稼ぎたい商船で海域自体は俄然いつもより賑わっているのに、です。
それなりに意気込んで、場合によってはカーボヴェルデあたりで戦列艦に乗り換えられるだけの装備も携えて危険海域入りしたものですから、これはなんだか拍子抜けな思いがしました。そこでインド洋やカリブにいるフレにTellを入れて様子を探ってみるも、宝石相場が比較的良いセイロン前には数人いるらしいものの、やはりふだんと同じか少なめな感じ。その後黄金海岸からナミビア沖へと移動するもやはりPK不在。どこかで海賊会議でも開かれているのでしょうか。。。
ちょっと異様とでもいっていいような平穏さに調子を崩されて、わたしのほかには酒場にしゃがみ込んでいるかたが一人いるだけのカリビブでこの日記を打っています。鳥の鳴く声が聞こえてきます。さざなみの音も流れています。のどかです。
あした、とにもかくにも、楽しみですね。
【吐息の航跡?:2005年10月 商会ごとリスボンへ移転、鬼蛸会へ改名】
さて、同じアップデートでも昨年10月のものは様々な面で物議を醸し、多くの人のプレイスタイルに甚大な影響を及ぼすものでした。そのことの功罪についてはここでは措くとして、その修正の余波を受ける形で、属している商会がリスボンへ移転することになりました。それまで若干二ヶ月半ほどの在籍ではありましたが、わたしにとっては初めてで、かつそこしか知らないマルセイユの商会を脱退するときは、発展的な移転のためとはいえそこはかとない寂しさに襲われたのを覚えています。
このときのアップデートではユーザーからの反発が予想外に大きかったのでしょう、光栄は修正内容に幾度にも渡る改変を加えていました。が、総体として、ユーザーを疲れさせる側面の大きなものだったといまでも思います。商会メンバーやフレにも、この時期に修正を意識したやり込みをやるだけやって、結局はそれを最後にゲームを去ってしまった人がかなりいるように思えるのです。ブーメランの廃止や依頼斡旋書の実装という大筋自体は良いんですよね。そのやり方にプレイヤーをむやみに翻弄させる部分がなかったか、運営側にはきちんと検討してもらえていればよいのですが。
画像の下半分は、この時期に当人のリアル事情で引退していった某有名海賊のかたの引退イベントにおける一幕です。ご覧のように、なかなかの有名人が揃っています。
イベント後半は、彼がバルシャで沖に出て、それをみなで狩って賞金を稼いでくれ、という趣旨の“復讐祭”が開催されました。彼の味方に入る白ネームの人(わたしもその口でしたがw)や、どさくさにまぎれて他の赤ネームのかたを狩り出すかたなどが数十隻単位で入り乱れて、事情を知らずたまたまカリカットを訪れたプレイヤーにとってはおそらく驚きと迷惑の極みだったと思います。(笑)
このPK専のかたはいつもカリカット沖近辺を縄張りにしており、インド渡航の際には付き物の名物的存在としてある意味とても愛されてすらいたことが、このイベントへの人の集まり具合からもうかがえます。リアル台湾人の彼が初めてわたしにくれたTellが当然、中国語だったのはナイショです。。。
回避、追撃。 【吐息の航跡?】
2006年2月15日 吐息の航跡 コメント (2)
大型アップデートを直前に控え、ノトスサーバもほのかな高揚ムードに包まれている感じがします。とはいえわたし自身は、あいもかわらずもっぱら漕ぎ&操舵上げを主眼に、海盆参りや長距離交易に精を出す日々が続いています。
従ってやろうとしていること自体はいたってシンプルなわけですが、NPCを相手にしたスキル上げとの唯一最大の違いはなんといっても、海賊プレイヤーの存在です。こちらが追われることを厭わない航路を選んでいるためもあるのでしょうが、ここのところとにかくよく遭遇するようになりました。
画像左上の海図(大商戦サイトより拝借しました。素晴らしく良質なサイトでいつも重宝させてもらってます)は昨今よく浮かんでいるケープ海盆周辺のものですが、先日はついにここでも海賊に襲われました。
実を言えば、いずれ襲われるときが来るだろうなとひそかに期待し、試してみたいアイデアも抱えていたので、これはちょっと嬉しい事態でした。しかも相手は自分より旋回も船速も上なら船員数も遥かに上という、相手にするにはまさに理想的といってよい海賊仕様のアラビアンガレーでした。
自船よりも航行性能の高い船に追われた場合、どうするか。素直に拿捕される、交渉によりその場を乗り切る、なりふりかまわずログアウト逃げをしてしまう、愛娘を差し出すなど対応は様々でしょうが、一つ有効な手段としては、下手なエンカウント(交戦開始)をせざるを得ない状況に相手を追い込む、というものが考えられます。このために用意すべきものは以下の3つ。
・交易時でも最低限の資材&弾薬(資材7、弾薬3程度)
・射程の長い船尾砲および側砲(1座6門とかで可)
・海域変更線を意識した航行癖
言うまでもないことですが、PK海賊を相手とした逃避戦において、14門の大型砲ほどムダなものはありません。できるだけ多くの交易品を載せるために常備弾薬を切り詰めた結果、いざというときに弾薬消費の多い大型砲14門では、数発撃てるだけに終わりかねない。船尾カルヴァリン砲、船尾デミ・カルヴァリン砲あたりなどを使うと、非常に快適な逃避生活が送れます。
資材による修理は、相手の遠距離射撃で沈まない程度に。残りのダメージは戦線離脱時に名工の大工道具で100回復させた方が、船倉を圧迫させずに済むので交易時には有効です。(ただし場合によっては相手を撃沈できるだけの戦力をもって交易することも大切です。こうすることで、特定の相手に対し双方のケースが互いにブラフとして機能するはずだからです)
そしてここが肝要なのですが、追われていることが確認できても、できるだけ海域変更線まで転舵を待つこと。慌てて相手から遠い方角に舵を切ろうものなら、速度が落ちるためかえってあとあと相手に有利な位置からのエンカウントを許してしまいかねない。そうではなく、海域が変わるとしばらく交戦不可能になりますね。この時間を転舵と加速に当てるわけです。そしてできるかぎり、相手との位置関係が不利になるまえに再度海域変更が可能となるような方向に舵を切る。こうなると、相手は船首エンジェル砲による減速などに賭けるしかない、無理な位置からの開戦に踏み切らざるをえなくなる。
いかに船足の速い海賊でも、追う立場からのエンカウントで拿捕にこぎつけるのは至難です。まともな海賊であればなるべく相手よりも前に出て、かつ可能なかぎりこちら側に船首を傾けた状態での開戦を試みる。これが海域変更線を使うことで事実上、原理的には不可能になります。(こちらがミスを犯さないかぎり、という意味です。どこかしらミスは付きものなわけですが)
今回のケースでは図中央の赤い円内、4つの海域が重なり合った地点を基点に4,5回の交戦をへたあと、かたわらのテレビ番組が見どころを迎えたため(汗)、プライベートモードにしてアラガス海盆の南方へと姿をくらませ終了となりました。追うほうも追うほうですが、逃げるほうもよくやるなぁと我ながら思いますw
実をいうとこのやり方を教わったのは、ノトスサーバを代表する某大海賊のかたからでした。先日、自身の履歴では三度目になる交易移動中の被拿捕をこのかたから蒙ったあと、たまたまチャットルームにいた知人がPKK艦隊の組織を呼びかけてくれたのでこれ幸いと参加させてもらったのですが、追跡の仕方、接敵回避の際のしのぎ方など、いろいろと勉強になりました。
このときは穀物海岸からカーボ沖へと北上した時点でこのかたを目視範囲に捉え、カナリア沖を経由して北大西洋、再度カーボ沖へと抜けた時点で嵐となったのですが、この際船員減をかまわずに追いかけるべきだったところを、ふつうに嵐通過を待ってしまったのがとても悔やまれます。
画像右上図は、この追跡戦のあとカーボヴェルデでの封鎖時に撮ったものです。検索で状況を把握できたのか、封鎖中幾人かのイスパニアのフレから応援と感謝のテルをもらいましたが、トータルで個人的には何だか、この日はこのかたにいいようにあしらわれた観があります。今後における抑止力の観点からも、攻撃を受けた際にはできるだけ反撃の姿勢を見せておきたいものですね。
【吐息の航跡?:2005年9月 地方海賊、私掠海賊 アフリカ東岸(lv19-)、カリブ(壷,lv29-)等にて修行】
ゲームを始めて一ヶ月半もたつと、多分にこのゲーム内世界固有のルールや慣習にも馴染みだし、9月後半には海事レベル上げ及び白兵スキル上げのメッカである“壷”(現ベネズエラ・マラカイボ湾を指すゲーム内でのあだ名)へも通うようになりました。ただ壷で修行するには若干レベル的に早かったこともあり、艦隊編成にはいつも苦労したのを覚えています。画像左下図はその折のもの。当時は調理が主要な稼ぎ口だったのですが、このシャウトは商会メンバーを中心に組んだPT内においてすら不評だったため、すぐにやめました。(というか売れるはずもありません。いま思えば、とにかくいろいろしてみたかっただけなんですね^^;)
画像右下は9月中にヴェネツィアで開催された商会イベントでの一幕。噂に聞く“腹筋”アクションを初めて目にし、あげく生みの親のジントックさんから直接手ほどきを受けているところです。(笑)
このアストレア商会主催によるユーザーイベントでは、別鯖からの来客も併せ、広場だけで軽く200人超の人出がありました。わたしもカリブで仕入れたブーゲンビリア15個ほどを配ってまわり、色々な人と知り合ったのを覚えています。このときの賑わいを思うにつけ、いまのさびれかたはなかなか心寂しいものがありますね。
それはそうと、書き出すとどうしても記事が長くなってしまいます。どうにかならないものでしょうか><
従ってやろうとしていること自体はいたってシンプルなわけですが、NPCを相手にしたスキル上げとの唯一最大の違いはなんといっても、海賊プレイヤーの存在です。こちらが追われることを厭わない航路を選んでいるためもあるのでしょうが、ここのところとにかくよく遭遇するようになりました。
画像左上の海図(大商戦サイトより拝借しました。素晴らしく良質なサイトでいつも重宝させてもらってます)は昨今よく浮かんでいるケープ海盆周辺のものですが、先日はついにここでも海賊に襲われました。
実を言えば、いずれ襲われるときが来るだろうなとひそかに期待し、試してみたいアイデアも抱えていたので、これはちょっと嬉しい事態でした。しかも相手は自分より旋回も船速も上なら船員数も遥かに上という、相手にするにはまさに理想的といってよい海賊仕様のアラビアンガレーでした。
自船よりも航行性能の高い船に追われた場合、どうするか。素直に拿捕される、交渉によりその場を乗り切る、なりふりかまわずログアウト逃げをしてしまう、愛娘を差し出すなど対応は様々でしょうが、一つ有効な手段としては、下手なエンカウント(交戦開始)をせざるを得ない状況に相手を追い込む、というものが考えられます。このために用意すべきものは以下の3つ。
・交易時でも最低限の資材&弾薬(資材7、弾薬3程度)
・射程の長い船尾砲および側砲(1座6門とかで可)
・海域変更線を意識した航行癖
言うまでもないことですが、PK海賊を相手とした逃避戦において、14門の大型砲ほどムダなものはありません。できるだけ多くの交易品を載せるために常備弾薬を切り詰めた結果、いざというときに弾薬消費の多い大型砲14門では、数発撃てるだけに終わりかねない。船尾カルヴァリン砲、船尾デミ・カルヴァリン砲あたりなどを使うと、非常に快適な逃避生活が送れます。
資材による修理は、相手の遠距離射撃で沈まない程度に。残りのダメージは戦線離脱時に名工の大工道具で100回復させた方が、船倉を圧迫させずに済むので交易時には有効です。(ただし場合によっては相手を撃沈できるだけの戦力をもって交易することも大切です。こうすることで、特定の相手に対し双方のケースが互いにブラフとして機能するはずだからです)
そしてここが肝要なのですが、追われていることが確認できても、できるだけ海域変更線まで転舵を待つこと。慌てて相手から遠い方角に舵を切ろうものなら、速度が落ちるためかえってあとあと相手に有利な位置からのエンカウントを許してしまいかねない。そうではなく、海域が変わるとしばらく交戦不可能になりますね。この時間を転舵と加速に当てるわけです。そしてできるかぎり、相手との位置関係が不利になるまえに再度海域変更が可能となるような方向に舵を切る。こうなると、相手は船首エンジェル砲による減速などに賭けるしかない、無理な位置からの開戦に踏み切らざるをえなくなる。
いかに船足の速い海賊でも、追う立場からのエンカウントで拿捕にこぎつけるのは至難です。まともな海賊であればなるべく相手よりも前に出て、かつ可能なかぎりこちら側に船首を傾けた状態での開戦を試みる。これが海域変更線を使うことで事実上、原理的には不可能になります。(こちらがミスを犯さないかぎり、という意味です。どこかしらミスは付きものなわけですが)
今回のケースでは図中央の赤い円内、4つの海域が重なり合った地点を基点に4,5回の交戦をへたあと、かたわらのテレビ番組が見どころを迎えたため(汗)、プライベートモードにしてアラガス海盆の南方へと姿をくらませ終了となりました。追うほうも追うほうですが、逃げるほうもよくやるなぁと我ながら思いますw
実をいうとこのやり方を教わったのは、ノトスサーバを代表する某大海賊のかたからでした。先日、自身の履歴では三度目になる交易移動中の被拿捕をこのかたから蒙ったあと、たまたまチャットルームにいた知人がPKK艦隊の組織を呼びかけてくれたのでこれ幸いと参加させてもらったのですが、追跡の仕方、接敵回避の際のしのぎ方など、いろいろと勉強になりました。
このときは穀物海岸からカーボ沖へと北上した時点でこのかたを目視範囲に捉え、カナリア沖を経由して北大西洋、再度カーボ沖へと抜けた時点で嵐となったのですが、この際船員減をかまわずに追いかけるべきだったところを、ふつうに嵐通過を待ってしまったのがとても悔やまれます。
画像右上図は、この追跡戦のあとカーボヴェルデでの封鎖時に撮ったものです。検索で状況を把握できたのか、封鎖中幾人かのイスパニアのフレから応援と感謝のテルをもらいましたが、トータルで個人的には何だか、この日はこのかたにいいようにあしらわれた観があります。今後における抑止力の観点からも、攻撃を受けた際にはできるだけ反撃の姿勢を見せておきたいものですね。
【吐息の航跡?:2005年9月 地方海賊、私掠海賊 アフリカ東岸(lv19-)、カリブ(壷,lv29-)等にて修行】
ゲームを始めて一ヶ月半もたつと、多分にこのゲーム内世界固有のルールや慣習にも馴染みだし、9月後半には海事レベル上げ及び白兵スキル上げのメッカである“壷”(現ベネズエラ・マラカイボ湾を指すゲーム内でのあだ名)へも通うようになりました。ただ壷で修行するには若干レベル的に早かったこともあり、艦隊編成にはいつも苦労したのを覚えています。画像左下図はその折のもの。当時は調理が主要な稼ぎ口だったのですが、このシャウトは商会メンバーを中心に組んだPT内においてすら不評だったため、すぐにやめました。(というか売れるはずもありません。いま思えば、とにかくいろいろしてみたかっただけなんですね^^;)
画像右下は9月中にヴェネツィアで開催された商会イベントでの一幕。噂に聞く“腹筋”アクションを初めて目にし、あげく生みの親のジントックさんから直接手ほどきを受けているところです。(笑)
このアストレア商会主催によるユーザーイベントでは、別鯖からの来客も併せ、広場だけで軽く200人超の人出がありました。わたしもカリブで仕入れたブーゲンビリア15個ほどを配ってまわり、色々な人と知り合ったのを覚えています。このときの賑わいを思うにつけ、いまのさびれかたはなかなか心寂しいものがありますね。
それはそうと、書き出すとどうしても記事が長くなってしまいます。どうにかならないものでしょうか><
バルタザールの白旗 幽霊船団補記
2006年2月13日 吐息の航跡 コメント (2)
しばらくぶりの更新になってしまいました。この半月ほどのあいだにも、思い返してみると大海戦や地中海ウルトラクイズ(ノトスサーバならではのユーザーイベント)、フレとの海事クエアジア紀行や初めての本格的な追撃戦(PKK)などけっこういろいろなことをしているのですが、気分的にはなぜか低調な時間が続いていました。
そんなわけで日記を書くところまでなかなか行かなかったのですが、更新が滞っているあいだにカウンター数だけは5倍近くに増えており、リンクをもらったかたがたの威力にあらためて感じ入っている次第です。(笑) リンクありがとうございます。
写真はこのうち、幽霊船イベント参加中に起きた一幕を撮ったものです。先日書いた幽霊船の記事とは別の機会のもので、写真自体は幽霊船団との戦闘時のものではありません。これについては後述します。
ともあれ『禁じられた海域』、うぉんうぉんと亡者たちがうなり紫雲ただよう船団を相手にしたこのクエストがすっかり気に入ってしまったわたしは、先日の模擬同好会企画のあとも、猫教団教祖の主催PTや同じ日に二次会的に組まれたようかんさんたちのPT、大海戦当日の昼間に組まれたモジャスさんたちのPTなどに参加、すでに計4回5交戦も経験してしまいました。
これだけやるともう当初のわくわく感もどこへやら、いたって冷静に戦えるようになってしまいます。そうなって観察してみるとどうも、先日記事に書いたキャノン搭載という読みは間違っている様子。射程とダメージ値の感じからは、主装備はどうやらカロネード砲、他に煙幕弾も使用。メテオーラ砲だけの可能性もありますが、それにしては少し被弾時のダメージが大きい気がします。水平Rが高ければ別ですが。
この日記を参考にしたというかたが実際にいらしたのでさらに付記しておけば、外科は早く(外科というか、幽霊だけにケガしないのかも!?)、修理は遅め(デフォで帆が破れてるわけでw)、船速のわりに旋回値がすばらしく高いです。出現海域はアゾレス諸島南沖、座標14750.3450付近。修理用の資材は戦列主力艦隊で最低30以上、50前後が無難、何度か負けそうな予感がするときは100あってもいいかもです。
戦利品は報告時に船首エンジェル砲、戦闘終了時に4-5割の確率で船尾エンジェル砲、ほかに呪術に使えそうな交易品セット(毒草+水銀)がもらえることも。船尾砲のもらえる確率は同時に居合わせたのべ100人ほどの結果より得た予測です。(自身は4回5交戦で2基獲得)
それでこの写真自体はというと、見ての通り幽霊船クエではなく、イスパニアイベントでの戦闘を撮ったものです。対幽霊船で組んだペア艦隊にトラブルがありサンファンへと戻ったとき、少し待ちそうだったので沖に停泊していたイベントNPCをクリックしてみたところ、なんと戦闘発生、サンファンに停泊中のPTメンバーにも声をかけて一緒に遊んでもらいました。このイベントNPC、数ヶ月間この場所に浮きっぱなしで、通るたびに気にはなっていたんですよね。(笑)
写真ではわたしの右前方に敵旗艦とイングランドの僚艦がいますが、このあとわたしの船首砲で敵旗艦が混乱したところをこのかたが捕捉、もさもさと拿捕にこぎつけて戦闘は終了しました。ストーリー的には本来主戦級なはずのバルタザールが早々に白旗を揚げているのはまぁ、ご愛嬌ということで。
このときのPT仲間Yukiさんの日記にも記述があります↓ よろしければご一読を^^
http://diarynote.jp/d/69207/20060131.html
少し思ったのですが、海事クエストでもイベント戦闘のように街なかにイベントNPCが登場したり、オスマン襲来の突発イベントのようにNPC船がしゃべったりするのも面白いかなぁと思うのですが、いかがでしょうか。海事に限らず、このゲームのクエストって数の多さにくらべてとにかく単調さが目立ちすぎな気がします。
今回は回想シリーズはお休み。ネタがあるうちは小出しにしないと。(笑)
そんなわけで日記を書くところまでなかなか行かなかったのですが、更新が滞っているあいだにカウンター数だけは5倍近くに増えており、リンクをもらったかたがたの威力にあらためて感じ入っている次第です。(笑) リンクありがとうございます。
写真はこのうち、幽霊船イベント参加中に起きた一幕を撮ったものです。先日書いた幽霊船の記事とは別の機会のもので、写真自体は幽霊船団との戦闘時のものではありません。これについては後述します。
ともあれ『禁じられた海域』、うぉんうぉんと亡者たちがうなり紫雲ただよう船団を相手にしたこのクエストがすっかり気に入ってしまったわたしは、先日の模擬同好会企画のあとも、猫教団教祖の主催PTや同じ日に二次会的に組まれたようかんさんたちのPT、大海戦当日の昼間に組まれたモジャスさんたちのPTなどに参加、すでに計4回5交戦も経験してしまいました。
これだけやるともう当初のわくわく感もどこへやら、いたって冷静に戦えるようになってしまいます。そうなって観察してみるとどうも、先日記事に書いたキャノン搭載という読みは間違っている様子。射程とダメージ値の感じからは、主装備はどうやらカロネード砲、他に煙幕弾も使用。メテオーラ砲だけの可能性もありますが、それにしては少し被弾時のダメージが大きい気がします。水平Rが高ければ別ですが。
この日記を参考にしたというかたが実際にいらしたのでさらに付記しておけば、外科は早く(外科というか、幽霊だけにケガしないのかも!?)、修理は遅め(デフォで帆が破れてるわけでw)、船速のわりに旋回値がすばらしく高いです。出現海域はアゾレス諸島南沖、座標14750.3450付近。修理用の資材は戦列主力艦隊で最低30以上、50前後が無難、何度か負けそうな予感がするときは100あってもいいかもです。
戦利品は報告時に船首エンジェル砲、戦闘終了時に4-5割の確率で船尾エンジェル砲、ほかに呪術に使えそうな交易品セット(毒草+水銀)がもらえることも。船尾砲のもらえる確率は同時に居合わせたのべ100人ほどの結果より得た予測です。(自身は4回5交戦で2基獲得)
それでこの写真自体はというと、見ての通り幽霊船クエではなく、イスパニアイベントでの戦闘を撮ったものです。対幽霊船で組んだペア艦隊にトラブルがありサンファンへと戻ったとき、少し待ちそうだったので沖に停泊していたイベントNPCをクリックしてみたところ、なんと戦闘発生、サンファンに停泊中のPTメンバーにも声をかけて一緒に遊んでもらいました。このイベントNPC、数ヶ月間この場所に浮きっぱなしで、通るたびに気にはなっていたんですよね。(笑)
写真ではわたしの右前方に敵旗艦とイングランドの僚艦がいますが、このあとわたしの船首砲で敵旗艦が混乱したところをこのかたが捕捉、もさもさと拿捕にこぎつけて戦闘は終了しました。ストーリー的には本来主戦級なはずのバルタザールが早々に白旗を揚げているのはまぁ、ご愛嬌ということで。
このときのPT仲間Yukiさんの日記にも記述があります↓ よろしければご一読を^^
http://diarynote.jp/d/69207/20060131.html
少し思ったのですが、海事クエストでもイベント戦闘のように街なかにイベントNPCが登場したり、オスマン襲来の突発イベントのようにNPC船がしゃべったりするのも面白いかなぁと思うのですが、いかがでしょうか。海事に限らず、このゲームのクエストって数の多さにくらべてとにかく単調さが目立ちすぎな気がします。
今回は回想シリーズはお休み。ネタがあるうちは小出しにしないと。(笑)
海盆とは何か 【吐息の航跡?】
2006年1月30日 吐息の航跡 コメント (2)
イングランド模擬っ子との対抗戦で燃え尽きた感もあり、先週の平日はもっぱら“ただ浮かぶ”ことばかりしてました。
現在海賊職なのですが、そろそろ転職したいこともあり、操舵と漕船のスキル調整のためひたすら浮かんでいるわけです。写真のうち船員が悲鳴をあげている二点は、そのときのものです。この操舵&漕船同時上げに最適な海域“ケープ海盆”では、このようにときおり吹雪が巻き起こります。
軍人以外のかたには必要もなく、また海賊行為の危険も少なからずあるためかあまり知られていないようですが、この海域は平穏な地中海に比べて26倍、荒波すこぶるインド洋や大西洋に比べてもほぼ倍近いスピードで操舵スキルの熟練度が上がっていきます。そのため長く浮かんでいると、お仲間の軍人さんも時折現れて軽く挨拶を交わしたり。結局ここで数日かけてテレビ番組をいくつかと、DVDを3本ほど鑑賞しました。ともあれこんな場所で勧誘マークを出したところで、誘ってくれる人が現れるはずもありません。(笑)
ちなみにこの“海盆”という呼称。これは文字通り海底面の地形が盆地状になっている場所を指すわけですが、少しこの時代にふさわしくないように思います。沖合いにある海盆や海嶺などの探索が進むのは、早くても探信音による調査が始まる20世紀前半以降のことではないでしょうか。この時代にこうした海域の呼称区別をどのように行っていたのか、気になるところです。(あやふやな知識に基づいているので、ご存知のかたがいればお聞かせいただけると嬉しいです)
【吐息の航跡?:2005年8月 准士官、地方海賊等 ジェノバを中心に活動(-lv19)】
goodbyeでプレイしだした当初は、海事スキルを中心に育てていく方向性はありつつも今ほどそれに特化することもなく、冒険クエをこなしたり、地中海の港々にある交易品の値段をメモして回ったりしていました。相場が見られる会計スキルの便利さを知ったのはけっこうあとのことでしたが(笑)、これはこれで楽しんでやっていたのを覚えています。写真のように、たまたま遭遇したユーザーイベントに参加したり、いろいろな場所でバザーを出したり。大規模ネットワークゲーム自体これが初めてでしたから、あらゆることが新鮮でした。
ちなみにスフィンクス前では、上陸地点でバザを出しても、ゴザは出ない、という発見をこなしました。ともあれこんなところでバザを出したって、買ってくれる人が現れるはずもなし。しばらく待ってみたのですが、二人ほど目の前を駆け抜けていったのを覚えていますw
やがて商会メンバーのアドバイスにより、いわゆるジェノバスクールでの海事修行を始めることになります。その最初の頃、ふとしたきっかけで人からデミキャノン砲を1基譲ってもらい、使ってみたら格段に強くて驚いたりもしていました。しかしすぐに船を難破させて砲を海に流してしまい、あとで浮き輪の使い方やデミキャノンの相場を知って悔しい思いをしたことを覚えています。今では安価な砲という位置づけのデミキャノンも、その時には目が飛び出るような値段だったのですね。本当に底抜けの初心者でした。(笑)
さて、この頃の特筆すべき事件を一つ上げておけば、やはり艦隊メンバーからこのキャラ名でのプレイ続行をやめた方がいいかも、とアドバイスされたことでしょうか。そっくりの名前のキャラがいて、そのキャラのかたはもっぱら海賊に襲われる日々を送っているので絶対に間違われて追われる羽目になるよ、レベルが低い今のうちにキャラを作り直したほうがいい、とのことでした。
当時のわたしにしてみれば“何をわけのわからないこと言ってるんだこの人…”な感じだったのですが、のちのちリスボンの銀行前で、このアドバイス中に出てくるかたご本人と遭遇することになります。5人で動いていてみな服を着ておらず、しばらく眺めていると話しかけてきたのですが、なんと日本語が話せない。
これがgoodboyとgoodgirli(iが付きます、なぜか)との出会いでした。彼らが“中華”と呼ばれ、5人の中の人は同一人物で、胡椒を商った金でリアルマネーを取引しているらしいことも、このときはまだ知りませんでした。また、そう遠くない未来に、初めて会う人に日本語を話してびっくりされたり、実際に中華狩りされたりする楽しい日々が待っていることも、このときはまだ知りませんでした。
しかしこの名前ならではの出会いや事件が多々あったのも確かですから、上記のアドバイスを聞いたとき、軍人でいくんだからそれくらいじゃなきゃ^^と考えキャラを作り直さずにいて良かったと今は思います。(この日記にもらった最初のコメントも、偽中華ならではのものでしたしねw)
とはいえそれ以後彼らの行状を知るに及び、商会チャットのなかで冗談まぎれに、goodboyとgoodgirliは幼い頃にわたしを捨てた実の両親で、捨てたわが子とも気づかない彼らにgoodbyeは血の復讐を誓い武人修行の日々に明け暮れている、という脳内設定ができあがっていきました。そろそろ、実行の日が近づいてきているのかもしれません。(笑)
現在海賊職なのですが、そろそろ転職したいこともあり、操舵と漕船のスキル調整のためひたすら浮かんでいるわけです。写真のうち船員が悲鳴をあげている二点は、そのときのものです。この操舵&漕船同時上げに最適な海域“ケープ海盆”では、このようにときおり吹雪が巻き起こります。
軍人以外のかたには必要もなく、また海賊行為の危険も少なからずあるためかあまり知られていないようですが、この海域は平穏な地中海に比べて26倍、荒波すこぶるインド洋や大西洋に比べてもほぼ倍近いスピードで操舵スキルの熟練度が上がっていきます。そのため長く浮かんでいると、お仲間の軍人さんも時折現れて軽く挨拶を交わしたり。結局ここで数日かけてテレビ番組をいくつかと、DVDを3本ほど鑑賞しました。ともあれこんな場所で勧誘マークを出したところで、誘ってくれる人が現れるはずもありません。(笑)
ちなみにこの“海盆”という呼称。これは文字通り海底面の地形が盆地状になっている場所を指すわけですが、少しこの時代にふさわしくないように思います。沖合いにある海盆や海嶺などの探索が進むのは、早くても探信音による調査が始まる20世紀前半以降のことではないでしょうか。この時代にこうした海域の呼称区別をどのように行っていたのか、気になるところです。(あやふやな知識に基づいているので、ご存知のかたがいればお聞かせいただけると嬉しいです)
【吐息の航跡?:2005年8月 准士官、地方海賊等 ジェノバを中心に活動(-lv19)】
goodbyeでプレイしだした当初は、海事スキルを中心に育てていく方向性はありつつも今ほどそれに特化することもなく、冒険クエをこなしたり、地中海の港々にある交易品の値段をメモして回ったりしていました。相場が見られる会計スキルの便利さを知ったのはけっこうあとのことでしたが(笑)、これはこれで楽しんでやっていたのを覚えています。写真のように、たまたま遭遇したユーザーイベントに参加したり、いろいろな場所でバザーを出したり。大規模ネットワークゲーム自体これが初めてでしたから、あらゆることが新鮮でした。
ちなみにスフィンクス前では、上陸地点でバザを出しても、ゴザは出ない、という発見をこなしました。ともあれこんなところでバザを出したって、買ってくれる人が現れるはずもなし。しばらく待ってみたのですが、二人ほど目の前を駆け抜けていったのを覚えていますw
やがて商会メンバーのアドバイスにより、いわゆるジェノバスクールでの海事修行を始めることになります。その最初の頃、ふとしたきっかけで人からデミキャノン砲を1基譲ってもらい、使ってみたら格段に強くて驚いたりもしていました。しかしすぐに船を難破させて砲を海に流してしまい、あとで浮き輪の使い方やデミキャノンの相場を知って悔しい思いをしたことを覚えています。今では安価な砲という位置づけのデミキャノンも、その時には目が飛び出るような値段だったのですね。本当に底抜けの初心者でした。(笑)
さて、この頃の特筆すべき事件を一つ上げておけば、やはり艦隊メンバーからこのキャラ名でのプレイ続行をやめた方がいいかも、とアドバイスされたことでしょうか。そっくりの名前のキャラがいて、そのキャラのかたはもっぱら海賊に襲われる日々を送っているので絶対に間違われて追われる羽目になるよ、レベルが低い今のうちにキャラを作り直したほうがいい、とのことでした。
当時のわたしにしてみれば“何をわけのわからないこと言ってるんだこの人…”な感じだったのですが、のちのちリスボンの銀行前で、このアドバイス中に出てくるかたご本人と遭遇することになります。5人で動いていてみな服を着ておらず、しばらく眺めていると話しかけてきたのですが、なんと日本語が話せない。
これがgoodboyとgoodgirli(iが付きます、なぜか)との出会いでした。彼らが“中華”と呼ばれ、5人の中の人は同一人物で、胡椒を商った金でリアルマネーを取引しているらしいことも、このときはまだ知りませんでした。また、そう遠くない未来に、初めて会う人に日本語を話してびっくりされたり、実際に中華狩りされたりする楽しい日々が待っていることも、このときはまだ知りませんでした。
しかしこの名前ならではの出会いや事件が多々あったのも確かですから、上記のアドバイスを聞いたとき、軍人でいくんだからそれくらいじゃなきゃ^^と考えキャラを作り直さずにいて良かったと今は思います。(この日記にもらった最初のコメントも、偽中華ならではのものでしたしねw)
とはいえそれ以後彼らの行状を知るに及び、商会チャットのなかで冗談まぎれに、goodboyとgoodgirliは幼い頃にわたしを捨てた実の両親で、捨てたわが子とも気づかない彼らにgoodbyeは血の復讐を誓い武人修行の日々に明け暮れている、という脳内設定ができあがっていきました。そろそろ、実行の日が近づいてきているのかもしれません。(笑)
熱戦!模擬同好会vs模擬っこ倶楽部!! 【吐息の航跡?】
2006年1月28日 吐息の航跡
さて、幽霊船団と戦った日の夜は、イングランド模擬っ子倶楽部とイスパニア模擬同好会との対抗戦がありました。写真はその一コマ。
かなりの期待をもって待ち望んでいた機会です。話を通してくれた双方のまとめ役のかたにはとても感謝しています。彼らと一度、とことんやってみたかった。というのも大海戦や多国籍模擬、危険海域での実戦等を通じて、戦場でときおり遭遇する彼らの艦隊行動にはずば抜けて高い完成度を感じることが多かったからです。
結果からいえば、期待通りといいますか、期待を大きく超えた収穫がありました。勝敗に関して言えば、かろうじて全敗ではないものの、ほぼそれに等しい成績でした。
一番の収穫はなんといっても、知りうるなかで最強レベルのかたがたを相手に、嫌と言うほど回数を重ねて実践経験を積めたことでしょうか。連敗し続けているのですから、一戦一戦にかならず反省すべき箇所と問題点の発見があり、次の一戦で修正を試みる機会を得ることもできたわけです。その繰り返しができた。
ただ残念なのは、イスパニア側の集まりが思いのほか悪かったことです。個人的にはまたとない機会と目していただけに少し意外な気もします。おかげでリズミカルに連戦できたといえばそうなんですが。
ここでこのときに得た戦術面での具体的な知見を開示することは今はしませんが(恐らくやっても上級者のかたにとっては稚拙なものになると思います)、この模擬を通して強く実感した艦隊戦の妙あるいは最も基本的なコツとでも言うべきものを一つだけ書き付けておくならば、
“僚艦の動きの癖をよく知っておくこと”
これに尽きるかと思います。
艦隊行動ではよく複数同士でメリーゴーランド状態に陥るわけですが、彼らの場合この状態のバラしかたが非常に綺麗でした。大きな渦を、いくつかのまとまりをもった小さな渦に分けていく。そして相手が気づく頃には、局面局面での数的優位を確立している。個々のスキルランクの高さというのは、この段階ではまだ二義的な要素でしかないんですよね。
たとえば二隻で相手一隻を挟んだ状況下などでは、僚艦が仕掛けに出るタイプなのか、あるいは待ちのタイプなのか、仕掛けるとすれば内方向への転舵か、囮弾を撃ってクリを狙うのか、等をあらかじめ知っておくことが、自船の動きの精度を高めることへとつながっていく。
このゲームでは、舵を切れば切るほど、船の速度は遅くなります。画面の中心につねに自船が表示されるため、体感できる以上に他艦からみた船速は落ちていると考えたほうがいい。つまり精度の低い動きを重ねれば重ねるほど船速の回復は遅れ、僚艦のイメージからも取り残されることになるわけです。
したがってもし海戦では作業量の多さだけが勝負を決めると思っている人がいたら、それは大きな間違えかもしれません。むしろ本当に必要がなければ絶対に舵は切らない、砲は撃たない。そこに費やす手数があるなら、艦隊支援へとまわす。上手い人たちの艦隊行動が、ときに円舞かと思うような流麗さを見せる理由の一端はここにあるはずです。
冒険や交易の要素も盛り込んだゲームですから、海戦それ自体は、戦闘のみを主眼においた他のゲームには質的にどうしても劣るだろうとずっと考えていました。けれども実はけっこう、奥が深いものになっている。こうしたことが見えてこないうちに、このゲームの海戦システムに生半可な見切りを付けなくて良かったと思います。
とはいえここらへん、当人たちはかならずしもその時々に意識してやっているわけではないかもしれません。むしろ意識せずに僚艦の動きを読めるようになっていることが重要な気がします。敵の動きが読めないのはともかく、味方の動きが感覚的につかめていないのではお話になりません。一歩身を引いて考えれば、まったく当たり前の話なんですけれど。
模擬の報告、以上です。
【吐息の航跡?:2005年8月3日 夏の初心者優遇キャンペーンにて課金】
8月3日以降は新たに課金する人向けの特典が幾つか付加されることもあり、7月の体験期間終了後しばらく休止期間を置いていたのですが、その間はゲームにINしたくてとてもウズウズしていたのを覚えています。まだインドやカリブはおろか、穀物海岸やバルト海も知らない頃でしたから、すべてが新鮮でした。
そして8月3日、新三国の実装当日ということもあり、パッチのダウンロードが済んでもサーバ混雑のためなかなかINできません。そしてようやくINできたあとまず最初にしたことは、裏キャラをつくることでした。体験期間のあいだにいろいろ試行錯誤した結果、このゲームの一方の醍醐味である冒険クエストや地図は、べつに特化したキャラを作った方が楽しめるだろうと判断したんですね。
新しいキャラの国籍はヴェネツィアにしました。元々中学時代に塩野七生の小説群に嵌ったのが、わたしが大航海時代というか世界史自体に興味をもった最初のきっかけでしたので、現6ヵ国のなかでは一番思い入れがあったのです。
そのためいずれはgoodbyeもヴェネツィアへ亡命するつもりで半年近くゲームを続けて来ましたが、その意思はだんだん薄れつつあります。いろいろ見聞してるかぎり、いまいるイスパニアがもっともまとまりにかけた国、のように映るからです。大海戦後の会議などもお祭り気分で、ほとんどの軍人が重要視していません。それでも何とかまとめようとしてるかたの苦心を無碍にする気はむろんありませんが、そういう自由なムードはけっこう好きです。
もし7月の段階でヴェネツィアが実装されていたら、軍人キャラのgoodbyeの方がヴェネツィア国籍になっていたはずです。そうなっていたらきっと、様々な面で今とは異なるプレイスタイルになっていたのではないかと思います。天の配剤というのは大げさですが、まったく縁は異なもの、ですね。
かなりの期待をもって待ち望んでいた機会です。話を通してくれた双方のまとめ役のかたにはとても感謝しています。彼らと一度、とことんやってみたかった。というのも大海戦や多国籍模擬、危険海域での実戦等を通じて、戦場でときおり遭遇する彼らの艦隊行動にはずば抜けて高い完成度を感じることが多かったからです。
結果からいえば、期待通りといいますか、期待を大きく超えた収穫がありました。勝敗に関して言えば、かろうじて全敗ではないものの、ほぼそれに等しい成績でした。
一番の収穫はなんといっても、知りうるなかで最強レベルのかたがたを相手に、嫌と言うほど回数を重ねて実践経験を積めたことでしょうか。連敗し続けているのですから、一戦一戦にかならず反省すべき箇所と問題点の発見があり、次の一戦で修正を試みる機会を得ることもできたわけです。その繰り返しができた。
ただ残念なのは、イスパニア側の集まりが思いのほか悪かったことです。個人的にはまたとない機会と目していただけに少し意外な気もします。おかげでリズミカルに連戦できたといえばそうなんですが。
ここでこのときに得た戦術面での具体的な知見を開示することは今はしませんが(恐らくやっても上級者のかたにとっては稚拙なものになると思います)、この模擬を通して強く実感した艦隊戦の妙あるいは最も基本的なコツとでも言うべきものを一つだけ書き付けておくならば、
“僚艦の動きの癖をよく知っておくこと”
これに尽きるかと思います。
艦隊行動ではよく複数同士でメリーゴーランド状態に陥るわけですが、彼らの場合この状態のバラしかたが非常に綺麗でした。大きな渦を、いくつかのまとまりをもった小さな渦に分けていく。そして相手が気づく頃には、局面局面での数的優位を確立している。個々のスキルランクの高さというのは、この段階ではまだ二義的な要素でしかないんですよね。
たとえば二隻で相手一隻を挟んだ状況下などでは、僚艦が仕掛けに出るタイプなのか、あるいは待ちのタイプなのか、仕掛けるとすれば内方向への転舵か、囮弾を撃ってクリを狙うのか、等をあらかじめ知っておくことが、自船の動きの精度を高めることへとつながっていく。
このゲームでは、舵を切れば切るほど、船の速度は遅くなります。画面の中心につねに自船が表示されるため、体感できる以上に他艦からみた船速は落ちていると考えたほうがいい。つまり精度の低い動きを重ねれば重ねるほど船速の回復は遅れ、僚艦のイメージからも取り残されることになるわけです。
したがってもし海戦では作業量の多さだけが勝負を決めると思っている人がいたら、それは大きな間違えかもしれません。むしろ本当に必要がなければ絶対に舵は切らない、砲は撃たない。そこに費やす手数があるなら、艦隊支援へとまわす。上手い人たちの艦隊行動が、ときに円舞かと思うような流麗さを見せる理由の一端はここにあるはずです。
冒険や交易の要素も盛り込んだゲームですから、海戦それ自体は、戦闘のみを主眼においた他のゲームには質的にどうしても劣るだろうとずっと考えていました。けれども実はけっこう、奥が深いものになっている。こうしたことが見えてこないうちに、このゲームの海戦システムに生半可な見切りを付けなくて良かったと思います。
とはいえここらへん、当人たちはかならずしもその時々に意識してやっているわけではないかもしれません。むしろ意識せずに僚艦の動きを読めるようになっていることが重要な気がします。敵の動きが読めないのはともかく、味方の動きが感覚的につかめていないのではお話になりません。一歩身を引いて考えれば、まったく当たり前の話なんですけれど。
模擬の報告、以上です。
【吐息の航跡?:2005年8月3日 夏の初心者優遇キャンペーンにて課金】
8月3日以降は新たに課金する人向けの特典が幾つか付加されることもあり、7月の体験期間終了後しばらく休止期間を置いていたのですが、その間はゲームにINしたくてとてもウズウズしていたのを覚えています。まだインドやカリブはおろか、穀物海岸やバルト海も知らない頃でしたから、すべてが新鮮でした。
そして8月3日、新三国の実装当日ということもあり、パッチのダウンロードが済んでもサーバ混雑のためなかなかINできません。そしてようやくINできたあとまず最初にしたことは、裏キャラをつくることでした。体験期間のあいだにいろいろ試行錯誤した結果、このゲームの一方の醍醐味である冒険クエストや地図は、べつに特化したキャラを作った方が楽しめるだろうと判断したんですね。
新しいキャラの国籍はヴェネツィアにしました。元々中学時代に塩野七生の小説群に嵌ったのが、わたしが大航海時代というか世界史自体に興味をもった最初のきっかけでしたので、現6ヵ国のなかでは一番思い入れがあったのです。
そのためいずれはgoodbyeもヴェネツィアへ亡命するつもりで半年近くゲームを続けて来ましたが、その意思はだんだん薄れつつあります。いろいろ見聞してるかぎり、いまいるイスパニアがもっともまとまりにかけた国、のように映るからです。大海戦後の会議などもお祭り気分で、ほとんどの軍人が重要視していません。それでも何とかまとめようとしてるかたの苦心を無碍にする気はむろんありませんが、そういう自由なムードはけっこう好きです。
もし7月の段階でヴェネツィアが実装されていたら、軍人キャラのgoodbyeの方がヴェネツィア国籍になっていたはずです。そうなっていたらきっと、様々な面で今とは異なるプレイスタイルになっていたのではないかと思います。天の配剤というのは大げさですが、まったく縁は異なもの、ですね。
死霊の船団♪ 続スキル公開♪ 【吐息の航跡?】
2006年1月27日 吐息の航跡 コメント (5)
オスマン来襲イベントの翌日曜日は、イスパニア模擬同好会の方たちと幽霊船クエをやりにカリブへ行ってきました。写真はそのときのもの。
耐久1000、船員250、船員の回復力も凄まじい幽霊船が10隻です。かなり苦戦するかと思いきや、僚艦の戦闘力の高さもあって余裕を持って楽しめました。しかし援軍として入った二戦目では沈没・・・。旗艦のかたが資材がなくなったとのことで、事前に渡したら自分の修理分がなくなってしまったのです。
ちなみにこの幽霊船、至近距離での破壊力が格段に上がったのでおそらくキャノン搭載、煙幕弾も使っていました。そして戦利品の船首エンジェル砲、自分ではまだ使っていないのですが、この日の夜に催されたイング模擬っ子クラブとの対抗戦で、この砲の威力を嫌というほど味わうことになります。この模擬戦については次回書きます。
ふだんこうした大人数でのイベントは決まって夜にやるものですから、日曜の昼間にワイワイとできたのも何だか新鮮で良かったです。
●
さて、昨日のスキル公開記事ですが、書き出してみるとやたらに長くなってしまったので、冒険・交易スキルについては記述を加えた上こちらに移すことにします。
まず冒険スキル。操帆や測量など普段の航行を支援するものは別として、純粋に冒険クエや地図発見で使用する探索・考古学・財宝鑑定・開錠の4つのスキルは、ほとんど死に体と化しています。10月以降使ったのはおそらく、インド洋でフレに付いて回って冒険経験の足しにしたことが一度あるだけです。といって捨ててしまうのは、プレイに抜けがなくなる気がしてどうにも躊躇してしまいます。
今後視認は欲しいところですね。海上で拾い物ができるようになる以前、捨てたきりになっています。
次に交易スキル。調理も上記冒険スキル同様、10月に商人へ転職して以降はほぼ不使用。とはいえこちらも同じ理由で、真剣に困ることがない限りおそらく保持するのではないかと思います。
身体言語や警戒は、まぁデフォということで。と言いつつも、警戒はかなりあとになって取りました。軍人だし停戦状を持っていれば別にいらないかなと思っていたのです。けれどNPCに捕まるのって、体感する以上にかなりの時間的ロスなのですよね。
宝石取引は唯一(といっても会計スキルとペアですが)、海事や航海補助以外のスキルで現役といっても良い活躍をしてくれています。生産系のスキルと異なり単独で機能するため、スキル枠を圧迫しないという意味でも、今後も収入源としてはこのスキル一本でいくことになりそうです。
専業軍人のなかには、戦闘のかたわら経費節減のため砲を自作する方も多いようですが、わたしはこのようにスキル枠の問題もあり、宝石で稼いで軍装はバザーで整えるやり方をとっています。ただこの頃は、砲よりもむしろ名匠剣を研いでみたいなという欲求が生まれつつあります。
スペイン語は母語なので捨てられません。が、おかげで領地内のNPCと話すとなんだか和めます。こういう感覚はけっこう好きかもしれません。海外から成田に戻ってきたときの感覚に近いものがありますよね。
スキル公開、以上です。
【吐息の航跡?:2005年7月半 マルセイユの商会ヴェールギャランへ入会 体験期間終了に伴い休止】
ゲームを始めてまだ間もない頃、マルセイユの街なかで「これから布教活動をするので広場の教会へ来てください」というシャウトを目にしました。まだシステムの理解もよくできていなかった当時のわたしは、そういうゲームのやり方もあるのかなと興味をもち、とにかく教会に向かってみようと思いました。
これがわたしが最初に所属した商会ヴェールギャランとの出会いです。シャウトしていたのは商会長で、あとから振り返れば何のことはない、いろいろ喋ってはいましたが要はただの商会勧誘だったのです。そして追尾のやり方を教わり、管理局前に連れて行かれ、試しにやってみてごらん、と商会登録のやり方を教わり、退会処理のやり方は教わる間もなく、わたしを追尾させたまま彼は管理局前を離れたわけです。まるで上京したばかりの田舎娘をキャッチで騙し、変な契約書にサインさせる悪徳ブローカーそのものです。
まぁただこの商会は当時、商館獲得を目指してロンドンからの引越し時でいろいろ賑やかだったこともあり、また程よくアドバイスをしてくれるメンバーが多かったことも大きかったのでしょう。すぐに居心地がよくなり、そのまま疑問を抱くこともなく居座り今に至っています。途中、商会ごとリスボンへの引っ越しをしましたが、それについてはまた今度。
7月末、10日ほどの休止期間を置いたあと、8月3日新三国実装時に課金しました。明日へ続きます。
耐久1000、船員250、船員の回復力も凄まじい幽霊船が10隻です。かなり苦戦するかと思いきや、僚艦の戦闘力の高さもあって余裕を持って楽しめました。しかし援軍として入った二戦目では沈没・・・。旗艦のかたが資材がなくなったとのことで、事前に渡したら自分の修理分がなくなってしまったのです。
ちなみにこの幽霊船、至近距離での破壊力が格段に上がったのでおそらくキャノン搭載、煙幕弾も使っていました。そして戦利品の船首エンジェル砲、自分ではまだ使っていないのですが、この日の夜に催されたイング模擬っ子クラブとの対抗戦で、この砲の威力を嫌というほど味わうことになります。この模擬戦については次回書きます。
ふだんこうした大人数でのイベントは決まって夜にやるものですから、日曜の昼間にワイワイとできたのも何だか新鮮で良かったです。
●
さて、昨日のスキル公開記事ですが、書き出してみるとやたらに長くなってしまったので、冒険・交易スキルについては記述を加えた上こちらに移すことにします。
まず冒険スキル。操帆や測量など普段の航行を支援するものは別として、純粋に冒険クエや地図発見で使用する探索・考古学・財宝鑑定・開錠の4つのスキルは、ほとんど死に体と化しています。10月以降使ったのはおそらく、インド洋でフレに付いて回って冒険経験の足しにしたことが一度あるだけです。といって捨ててしまうのは、プレイに抜けがなくなる気がしてどうにも躊躇してしまいます。
今後視認は欲しいところですね。海上で拾い物ができるようになる以前、捨てたきりになっています。
次に交易スキル。調理も上記冒険スキル同様、10月に商人へ転職して以降はほぼ不使用。とはいえこちらも同じ理由で、真剣に困ることがない限りおそらく保持するのではないかと思います。
身体言語や警戒は、まぁデフォということで。と言いつつも、警戒はかなりあとになって取りました。軍人だし停戦状を持っていれば別にいらないかなと思っていたのです。けれどNPCに捕まるのって、体感する以上にかなりの時間的ロスなのですよね。
宝石取引は唯一(といっても会計スキルとペアですが)、海事や航海補助以外のスキルで現役といっても良い活躍をしてくれています。生産系のスキルと異なり単独で機能するため、スキル枠を圧迫しないという意味でも、今後も収入源としてはこのスキル一本でいくことになりそうです。
専業軍人のなかには、戦闘のかたわら経費節減のため砲を自作する方も多いようですが、わたしはこのようにスキル枠の問題もあり、宝石で稼いで軍装はバザーで整えるやり方をとっています。ただこの頃は、砲よりもむしろ名匠剣を研いでみたいなという欲求が生まれつつあります。
スペイン語は母語なので捨てられません。が、おかげで領地内のNPCと話すとなんだか和めます。こういう感覚はけっこう好きかもしれません。海外から成田に戻ってきたときの感覚に近いものがありますよね。
スキル公開、以上です。
【吐息の航跡?:2005年7月半 マルセイユの商会ヴェールギャランへ入会 体験期間終了に伴い休止】
ゲームを始めてまだ間もない頃、マルセイユの街なかで「これから布教活動をするので広場の教会へ来てください」というシャウトを目にしました。まだシステムの理解もよくできていなかった当時のわたしは、そういうゲームのやり方もあるのかなと興味をもち、とにかく教会に向かってみようと思いました。
これがわたしが最初に所属した商会ヴェールギャランとの出会いです。シャウトしていたのは商会長で、あとから振り返れば何のことはない、いろいろ喋ってはいましたが要はただの商会勧誘だったのです。そして追尾のやり方を教わり、管理局前に連れて行かれ、試しにやってみてごらん、と商会登録のやり方を教わり、退会処理のやり方は教わる間もなく、わたしを追尾させたまま彼は管理局前を離れたわけです。まるで上京したばかりの田舎娘をキャッチで騙し、変な契約書にサインさせる悪徳ブローカーそのものです。
まぁただこの商会は当時、商館獲得を目指してロンドンからの引越し時でいろいろ賑やかだったこともあり、また程よくアドバイスをしてくれるメンバーが多かったことも大きかったのでしょう。すぐに居心地がよくなり、そのまま疑問を抱くこともなく居座り今に至っています。途中、商会ごとリスボンへの引っ越しをしましたが、それについてはまた今度。
7月末、10日ほどの休止期間を置いたあと、8月3日新三国実装時に課金しました。明日へ続きます。
オスマン来襲♪ スキル公開♪ 【吐息の航跡?】
2006年1月26日 吐息の航跡 コメント (3)
写真は先週の突発イベントでの一コマ。
チュニスを出たオスマン艦隊がパルマ方面へ侵攻してくるというものでしたが、事前告知なしの抜き打ちイベントという点も込みで、これまでの公式イベントのなかでは最も楽しめたものでした。
画像はイベント発生中、補給に寄ったバルセロナの港前で撮ったものです。海戦主体のイベントであったため、このイベントNPCの存在に気づいた人は案外少なかったかもしれません。
さて今回は自身のスキル公開をしてみます。ちなみに現在の職業は私掠海賊です。
R10以上 釣り 調理 修理
R8-9 操舵 剣術 突撃 砲術 水平射撃 弾道学 回避 機雷敷設 応急処置
R5-7 漕船 戦術 銃撃 収奪 速射 統率 外科医術 救助
操帆 測量 探索 考古学 財宝鑑定 宝石取引 運用 身体言語 保管 警戒
R4以下 機雷発見 防御 貫通 造船 見張り
開錠 会計 スペイン語
見ての通り、R10以上のスキルに戦闘に関わるものが一つしかありません。スキル鍛錬をまともにしてこなかったことが明白なわけで、まだまだ発展途上です。
とはいえ修理スキルだけはR13(現在は非優遇の為10)なのですが、このスキルだけ突出してしまったのはおそらく、宝石商をへて上級士官になるまでの長いあいだ、砲なし装甲なしの白兵軍人を続けていた影響ではないかと思います。貧乏生活の副産物ですね。
貫通がとりわけ低いのは、スキル上げに特化した修行をおこなわない限りあまり使う意味がないと目してきたためで、戦闘スキルとして重視していないわけではありません。ただ弾道と水平は、ランク以前に射程範囲が拡がること自体がすでに価値なのですよね。そのため優先して使ってきました。比較的長くやっていた上級士官の優遇スキルに貫通がない、というのも大きいかもしれません。
今後はまず、主要な海事スキルをR10まで上げておくことを目標にしようと考えています。一線級の人を相手に負けたとき、直接戦闘に関わるスキルが非優遇カンストしていないようでは何の言い訳にもならないと思うからです。そのあとは砲術系の特訓が待ってます。(笑)
それにしても漕船スキル、上がりませんねぇ。現状大海戦等では意味の薄いスキルになっていますが、それでも接敵に関わるものですから今後の修正や新型ガレー船の実装次第では重要性を増す可能性も高いように思います。ときどき漕ぎR10を自慢する人がいますが、いったいどれだけの時間を・・・^^;
逃走と接舷は局面局面で見張りと入れ替えて使う気ではいます。とくに艦隊戦で逃走を使って回り込む手法は、大海戦での小・中クラスでとりわけ重要性を増しているように思えます。
スキル公開ネタ、以上です。長くなったので冒険・交易スキルについては日を改めることにします。
軍人の場合、スキル公開は弱点を晒す行為ともなるため忌避する人もいますが、わたしの場合はこのように、いまのところつけ込まれるような弱点が特に見当たりありません。(全体的に弱いので相手にされない、という意味ですw) そういう状態でいられるうちに、一度やってみようと思ってみました。
このところはスキル調整のため、DVDを観つつのケープ海盆での操舵・漕船上げや、お金稼ぎもかねてインド交易などをしています。いま、セイロンに着いたところです。途中、よそ見していて久々にPKされました。海賊の来襲も積荷がないと、余裕をもって楽しめますね。
【吐息の航跡?:2005年 7月12日 体験版にてセビリア海事ギルドに出現】
実をいうと、他のサーバにもgoodbyeというキャラはいます。体験版で始めたとき、まずはいろいろやってみようと思い、いろいろな職業のキャラをつくって、少しやってはサーバを移動するということを繰り返していたためです。そして流れ着いたのが、リスト下端に位置する我らがノトスサーバだったというわけ。
しばらくまえユーザーイベントに参加すべく別サーバのgoodbyeへINしたことがあるのですが、なんとお金も積荷も船員もほぼ皆無。どうやら難破した直後に落ちていたようです。当時は浮き輪の使い方も知りませんでした。たぶんこのときのショックはそれなりに大きかったんじゃないかと思いますが、そのおかげで今の出会いや付き合いがあるわけですから、ゲーム内人生もどう転ぶかわかったものじゃありません。
ではまたあした。
チュニスを出たオスマン艦隊がパルマ方面へ侵攻してくるというものでしたが、事前告知なしの抜き打ちイベントという点も込みで、これまでの公式イベントのなかでは最も楽しめたものでした。
画像はイベント発生中、補給に寄ったバルセロナの港前で撮ったものです。海戦主体のイベントであったため、このイベントNPCの存在に気づいた人は案外少なかったかもしれません。
さて今回は自身のスキル公開をしてみます。ちなみに現在の職業は私掠海賊です。
R10以上 釣り 調理 修理
R8-9 操舵 剣術 突撃 砲術 水平射撃 弾道学 回避 機雷敷設 応急処置
R5-7 漕船 戦術 銃撃 収奪 速射 統率 外科医術 救助
操帆 測量 探索 考古学 財宝鑑定 宝石取引 運用 身体言語 保管 警戒
R4以下 機雷発見 防御 貫通 造船 見張り
開錠 会計 スペイン語
見ての通り、R10以上のスキルに戦闘に関わるものが一つしかありません。スキル鍛錬をまともにしてこなかったことが明白なわけで、まだまだ発展途上です。
とはいえ修理スキルだけはR13(現在は非優遇の為10)なのですが、このスキルだけ突出してしまったのはおそらく、宝石商をへて上級士官になるまでの長いあいだ、砲なし装甲なしの白兵軍人を続けていた影響ではないかと思います。貧乏生活の副産物ですね。
貫通がとりわけ低いのは、スキル上げに特化した修行をおこなわない限りあまり使う意味がないと目してきたためで、戦闘スキルとして重視していないわけではありません。ただ弾道と水平は、ランク以前に射程範囲が拡がること自体がすでに価値なのですよね。そのため優先して使ってきました。比較的長くやっていた上級士官の優遇スキルに貫通がない、というのも大きいかもしれません。
今後はまず、主要な海事スキルをR10まで上げておくことを目標にしようと考えています。一線級の人を相手に負けたとき、直接戦闘に関わるスキルが非優遇カンストしていないようでは何の言い訳にもならないと思うからです。そのあとは砲術系の特訓が待ってます。(笑)
それにしても漕船スキル、上がりませんねぇ。現状大海戦等では意味の薄いスキルになっていますが、それでも接敵に関わるものですから今後の修正や新型ガレー船の実装次第では重要性を増す可能性も高いように思います。ときどき漕ぎR10を自慢する人がいますが、いったいどれだけの時間を・・・^^;
逃走と接舷は局面局面で見張りと入れ替えて使う気ではいます。とくに艦隊戦で逃走を使って回り込む手法は、大海戦での小・中クラスでとりわけ重要性を増しているように思えます。
スキル公開ネタ、以上です。長くなったので冒険・交易スキルについては日を改めることにします。
軍人の場合、スキル公開は弱点を晒す行為ともなるため忌避する人もいますが、わたしの場合はこのように、いまのところつけ込まれるような弱点が特に見当たりありません。(全体的に弱いので相手にされない、という意味ですw) そういう状態でいられるうちに、一度やってみようと思ってみました。
このところはスキル調整のため、DVDを観つつのケープ海盆での操舵・漕船上げや、お金稼ぎもかねてインド交易などをしています。いま、セイロンに着いたところです。途中、よそ見していて久々にPKされました。海賊の来襲も積荷がないと、余裕をもって楽しめますね。
【吐息の航跡?:2005年 7月12日 体験版にてセビリア海事ギルドに出現】
実をいうと、他のサーバにもgoodbyeというキャラはいます。体験版で始めたとき、まずはいろいろやってみようと思い、いろいろな職業のキャラをつくって、少しやってはサーバを移動するということを繰り返していたためです。そして流れ着いたのが、リスト下端に位置する我らがノトスサーバだったというわけ。
しばらくまえユーザーイベントに参加すべく別サーバのgoodbyeへINしたことがあるのですが、なんとお金も積荷も船員もほぼ皆無。どうやら難破した直後に落ちていたようです。当時は浮き輪の使い方も知りませんでした。たぶんこのときのショックはそれなりに大きかったんじゃないかと思いますが、そのおかげで今の出会いや付き合いがあるわけですから、ゲーム内人生もどう転ぶかわかったものじゃありません。
ではまたあした。
初回なのでとりあえず、これまでの履歴を概略してみます。
2005年 7月12日 体験版にてセビリア海事ギルドに出現
7月半 マルセイユの商会ヴェールギャランへ入会 体験期間終了に伴い休止
8月3日 夏の初心者優遇キャンペーンにて課金
8月 准士官、地方海賊等 ジェノバを中心に活動(-lv19)
9月 地方海賊、私掠海賊 アフリカ東岸(lv19-)、カリブ(壷,lv29-)等にて修行
10月 商会ごとリスボンへ移転、鬼蛸会へ改名
交易商人、宝石商人 まったり調理、がっつり宝石
対ポルトガル カサブランカ沖大海戦 戦闘用ガレオンにて参戦
11月 上級士官 カリカット周辺にて活動(lv37-)
対イングランド チュニス沖大海戦 重ガレオンにて参戦
12月 再び私掠海賊、壷へ(lv48-)
対ポルトガル カリカット沖大海戦 重ガレオンにて参戦
12月31日 海事レベル52に到達 年明けを経て戦列艦購入
2006年1月 対イングランド カサブランカ沖大海戦 全クラスに参戦
1月25日 Diary Note 更新開始
もともと対人の海事専門を自分のプレイスタイルの到達点と定めていたので、現状最強の戦列艦に乗れるようになった時点からが本番と言えなくもありません。とすればまさにこれからとなるわけで、ついでにプレイ日記も始めてみることにしました。
外見的にも機能的にも時代遅れのDiary Noteを選んだのは、わたし自身が海事をやる上で参考にしてきた軍人系ブログの多くがここを使っていたから。
以降10日ほどのあいだ、回顧シリーズ“吐息の航跡”と題して、上記の概略事項について一行ずつ詳説を加える形でしばらく回想に耽ってみようと思います。
ともあれはじめまして、今後ともよろしくです。
2005年 7月12日 体験版にてセビリア海事ギルドに出現
7月半 マルセイユの商会ヴェールギャランへ入会 体験期間終了に伴い休止
8月3日 夏の初心者優遇キャンペーンにて課金
8月 准士官、地方海賊等 ジェノバを中心に活動(-lv19)
9月 地方海賊、私掠海賊 アフリカ東岸(lv19-)、カリブ(壷,lv29-)等にて修行
10月 商会ごとリスボンへ移転、鬼蛸会へ改名
交易商人、宝石商人 まったり調理、がっつり宝石
対ポルトガル カサブランカ沖大海戦 戦闘用ガレオンにて参戦
11月 上級士官 カリカット周辺にて活動(lv37-)
対イングランド チュニス沖大海戦 重ガレオンにて参戦
12月 再び私掠海賊、壷へ(lv48-)
対ポルトガル カリカット沖大海戦 重ガレオンにて参戦
12月31日 海事レベル52に到達 年明けを経て戦列艦購入
2006年1月 対イングランド カサブランカ沖大海戦 全クラスに参戦
1月25日 Diary Note 更新開始
もともと対人の海事専門を自分のプレイスタイルの到達点と定めていたので、現状最強の戦列艦に乗れるようになった時点からが本番と言えなくもありません。とすればまさにこれからとなるわけで、ついでにプレイ日記も始めてみることにしました。
外見的にも機能的にも時代遅れのDiary Noteを選んだのは、わたし自身が海事をやる上で参考にしてきた軍人系ブログの多くがここを使っていたから。
以降10日ほどのあいだ、回顧シリーズ“吐息の航跡”と題して、上記の概略事項について一行ずつ詳説を加える形でしばらく回想に耽ってみようと思います。
ともあれはじめまして、今後ともよろしくです。